ザンボアンガの空港が武力衝突で一時閉鎖

今日のニュース(時差があるけど)。

まにら新聞のウェブサイト(だれでも 見れる部分)は、見出し「モロ民族解放戦線の初代議長派がサンボアンガ市街地を占拠。住民数百人人質に」とした上で、
「9日早朝から昼すぎにかけ、モロ民族解放戦線(MNLF)の武装集団が、ミンダナオ地方サンボアンガ市内に相次いで侵入し、住民数百人を人質にとって市街地に立てこもった。この際、軍・警察との銃撃戦があり、市民2人を含む少なくとも4人が死亡、14人が負傷した。占拠地域の周辺は、国軍兵約1500人により包囲されているが、MNLF側は人質を盾にして抵抗し、同日深夜までこう着状態が続いた。」

と書いている。

インクワアラー誌では、同じく9日付けのウェブ版で、人質は約250人と報じている。
http://newsinfo.inquirer.net/483945/mnlf-holding-38-as-hostages-in-zamboanga-city-village-says-mayor

一方、NHKは100以上と控えめ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130910/k10014415751000.html

写真等を見ると、どうやら完全に町のど真ん中で繰り広げられているらしい。

ミンダナオ和平についてはついこの前から勉強しはじめたばかりで、ブログでも勉強メモを書こうと思っていたところ。
今回占拠している勢力は、モロ民族解放戦線(MNLF)という組織とみられ、この組織は「イスラム教徒ミンダナオ自治地域(ARMM)」を実現させた他、現在和平に向けて交渉中のMILFの母体でもある。MNLFは1996年に政府と和平合意を結んでいるが、初代議長=ミスワリ(Misuari)派は、今回の政府とのMILFとの和平プロセスが不満だという。

今の時点では俺にはここまでしかわからんので、また調べてから書きたいと思います。今回の占拠事件の続報も待ちつつ。