中国語をちゃんと勉強したかったら中国とか台湾とかに行くのが一番いいのがもちろんですが、いろんな事情でそれができない人もいっぱいいます。では、留学なしでどこまでいけるか、ちょっとやってみました。前回(「11ヵ国語目は中国語、無料でも学習しやすい言語」)の続きです。
結果
半年の独習によって、以前はほぼHSK1と2の間程度だった中国語が、HSK4レベルまで伸びました(HSKのウェブサイトによれば、HSK4はCEFRでいうところの中上級・B2相当だそうです)。スペイン語のときは、ここまでくるのに現地に住んで1年半ほどかかりました。漢字のある中国語でなければ、こんなに早くは上達しなかったでしょう。
以下、やり方メモを残しておきますので、学習進度の目安にしてみてください。
1.投入
定職がなかったのもあり、だいたい一日3時間程度は自習に費やせたと思います。
2.方法
下記の組み合わせ。
自作の単語&フレーズ帳 .. 1,2時間程度
アンドロイドアプリ .. 1,2時間程度
↑リスニング練習に必須だったアプリはフリーでも中身が充実しています。
単語帳作成にあたっては、
どんと来い dokochina.com/
サーチナ www.searchina.net/
で文法を勉強しながらフレーズの複写を行いました。
なお、単語&フレーズ帳に項目番号を振り続けていたところ、半年で2000程度でした。単語数だと1500ぐらいじゃないでしょうか。
3.感想
一日3時間というのはけっこうな投資ですので、片手間にやるには相当しんどいだろうと思います。しかし効果は2ヶ月後ぐらいには自覚できるようになり、モチベーションが上がって病みつきになります。
しかしその後、4ヶ月経ったあたりから疲れあるいはマンネリが始まりました。惰性で続けましたが、思い切ってしばらく休みを入れるというのもアリだったかも。
ところで白状しますと、今回はまったく会話練習を入れなかったので半年経った今でも会話はできません(リスニングは可)。並行して、あるいは5ヶ月目あたりからitalkiなどでマンツーマン会話をやっておけば、モチベーションも維持できてもっと良かったかもしれません。
ナガセ
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