adfly(アドフライ)

10月の本ブログの成績は、PV2,585、UU2,050でした。週1、2回しか更新できてないんですが、それでも過去最高を更新中です。月初にigoogleの終了予告がどーんと出たときに、「igoogle 代替」の検索ワードで来られた方の貢献が大きかったです。きっと、ブログの訪問者を増やすにはそういう旬なワードを追っかけていかないといけないんでしょうね。なかなか私には難しいかも。

もしかして首尾よく訪問者が増加し続けたあかつきには、アフィリエイトとか広告でお小遣い稼ぎができるじゃん、と思うわけですが、まあ素人ですから妄想で終わる宿命。それでも、ちょっと調べてみました。

ときどき、ダウンロードサイトからのリンクを開くと変な画面に行ってしまうあれ、典型的なのはアドフライっていうそうです。ようするにURL短縮サービスで、リンク先に行くまでにそれをかませて広告を表示させる、という方法だそうです。ネットをちょっと探してみたところによれば、1000ビューで4円とかっていう報酬だそうで、それなら4000円稼ぐためには100万ビューが必要になるわけですね、、そんなの普通じゃ無理でしょ。

おそらくマンガのデータとかエロ動画関連とかで集客するようなサイトじゃない限りこんなにアクセスを集められないんじゃないでしょうか。と思いました。

香港のLCCが日本に就航

日本でも、名前はもはやすっかり定着してきた感がある格安航空会社(LCC)。しかし実際に利用する段になると、学生以外はちょっと勇気がいる。国内線で利用が少ないのは、国内で運行している3社(ジェットスター、エアアジア、ピーチ・アビエーション)が軒並みでっかい赤字を出していることからもわかる。エアアジアにいたっては提携を解消し、国内線を運行する会社はANA100%のバニラエアとして再出発するそう。

さて、一方で国際線では既にかなりの会社が日本に乗り入れている。把握しているものを以下に列挙してみます。

中国 ・・・春秋航空
韓国 ・・・チェジュ航空、ジンエアー、エアプサン
マレーシア ・・・エアアジア
フィリピン ・・・セブパシフィック
シンガポール ・・・スクート
オーストラリア ・・ジェットスター

そして今回のニュースは、香港の会社。香港エクスプレスという会社が、11月から日本に乗り入れを始めるらしい。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM27006_X21C13A0FF8000/

ちなみに日本に乗り入れていない格安航空会社はアジア勢だけでも、

タイガー航空 ・・・シンガポール
バリューエア ・・・シンガポール
ライオン航空 ・・・インドネシア
ゼストエアー ・・・フィリピン
エア・インディア・エクスプレス ・・・インド

などなど。LCCの勢力図は頻繁に変わるので、引き続きウォッチしていきたいです。

フィナーレで作った楽譜にウォーターマーク(透かし)を入れる

これはかなり手こずった。。自分用と、これからトライする人向けにメモっておきます。

俺が使っているフィナーレ2012では、正攻法である背景画像変更が出力するときに無効になる。これはバグじゃないか。
そういうわけなので別のソフトでウォーターマークを入れることにしました。

が、なかなか入らない。というのも、そもそもフィナーレ2012でPDFを出力するとき、背景の部分は色で塗りつぶされているようなのだ。では、と別ソフトでPDF化を試みても、今度はレイアウトが崩れてしまう。

ようやく見つけたソフトは、CubePDF。これなら(とりあえずこれまで試した楽譜は)レイアウトもそのままで、しかも背景部分は塗りつぶされない。このソフトで一旦PDF出力した上で、別の無料ソフトでウォーターマークを入れることにします。

ちなみに、ウォーターマークを楽譜の上から書き込むようにするのであれば、フィナーレ上でPDF化した後に作業すればよいので簡単ではある。その代わり、ウォーターマークによって音符がつぶれたりするので場所によっては非常に見にくくなります。もしCubePDFで出力するときにレイアウトが崩れるような事態があれば、一時的にこの方法を使ってみるかもしれません。

電子書籍よりもPDF

しばらく前に買ったキンドルファイアは、電子書籍リーダーとしては全く使ってないし使う気もないのだが、それ以外の用途ではなかなか使い勝手がよい。たとえば、ちょっとメールやフェイスブックをチェックしたり、PDFを読んだり、取り込んだビデオを観たり。

一年ちょい前に買った楽天コボの方も、もっぱらPDFを読むために使っています。フォーマット的にはEPUBの方が読みやすいのだけど。

海外の、それも日本から遠いところにいると日本語を読むということに対して特別な配慮をするようになります。

読んでいる日本語のPDFは、基本的にネットから落としてきたもの。俺はもともと小説とか読まず、技術書籍やら論文やらへの興味が大半なのでそれでよい。

たとえばアジア経済やトレンドの話だと、アジ研、ジェトロ、JICA、あとは大学のウェブサイトから落としてくる。ときどきは文科省やらといった政府のウェブサイトにも調査報告の類が載っていたりする。今読んでいるのはジェトロの国別「投資環境」シリーズとか。先日はメコン地域の物流についてのレポートも面白かった。

ラテンアメリカ関連の話も、結局はアジ研とか大学のウェブサイトから落としてくることになるが、情報量がアジアと比べて断然少ない。かと言って英語やスペイン語の論文を探すのは面倒だし、読むのに時間もかかるのでイマイチ乗り気になれない。やってないわけではなくて、本当にのんびりと読んでいます。世銀だとか国連関係だとかのレポート、読んでも面白くはないのだけどね。

思うに、へたな電子書籍を買うよりネットにあるPDFを探して読んでいる方がいいのではないか。それほど、こういう分野での電子書籍のラインアップはひどい。でも日本語に限ったことではなく、たとえばキンドル英語版でも買ってまで読みたいものはほとんどない。将来に期待。

フィナーレで任意の小節で改行する

自分用メモ。

普通の改行
http://www.finalemusic.jp/UserManuals/Finale2012Win/Content/Finale/System_line_break.htm

特定の小節を常に段の先頭にくるようにする
http://www.finalemusic.jp/UserManuals/Finale2012Mac/Content/Finale/Measure_layout5.htm

小節の途中で改行
http://www.finalemusic.jp/UserManuals/Finale2012Win/Content/Finale/Measures9.htm

セブ・ボホールの地震

15日にフィリピンはセブ・ボホールで起こった大きな地震、16日までに151人の死者が確認されているとのこと。うち141人がボホールだと。

http://www.afpbb.com/articles/-/3001495

一年ぐらい前にはたしかセブ・南ネグロスの地震もあった。この地域、引き続き警戒が必要と思われる。

テキスト形式の記譜法、ABC記譜法、ASCII tab

ようやく音楽教師歴、一年。基本マンツーマンだが、ときどき2人とか3人、それからちびっこを相手にしたりすることもある。別に俺自身はピアノ教師に限定はしていないが、これまでピアノ・キーボードを初心者に教えることが一番多かった。

ここまでのまとめ。やりながら思ったのは、まずいわゆる学校(小中高)の音楽教諭と、音楽教室の先生では教えることが全く違うということ。学校の音楽教諭というのは、一対35-40の子どもを相手にするなんて、非常に特殊な職業だと思う。そこいくと、ピアノ教師は教授スタイルがチュートリアルなので、世界中で行われている。俺はこの方向で経験を重ねたい。

さて次に、気づいたこと。自分がピアノを始めたときに使ったバイエルとかハノンとかは、小さい子どもには難しすぎるということ。そもそも自分の場合はピアノに先立ってフルートをやっていたので、ト音記号の楽譜は最初から読めていたからスムーズだった。それに比べて、もし小さい子どもがいきなりバイエルをやるとすると読譜の勉強と同時に指の運動を学ぶことになるので、負担が大きすぎる。さらにはバイエルの練習曲はこれまで聴いたこともないようなメロディだし、さっさと2手の練習が始まるし、ハードルが本当に高い。この構成にはきっと、当時の子ども観が関係していると思う。フィリップ・アリエスの「〈子供〉の誕生」によれば、当時、子どもは「小さな大人」でしかなかったというが、バイエルをみればしっくりくる。

〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活
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ということでバイエルよりもっと簡単な教材が必要で、たとえばトンプソンとかアルフレッドとか、スズキメソッドとかあるが、それでもまだ難しいと思う。俺は障害者も教えているので、彼ら用に学習ステップを細かくブレークダウンしていくと、とりあえず最初は、片手でメロディを弾かせるところから始めるべきだと思うようになった。順を追って学んでいくなら、読譜に入るのはその後であるべき。

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ということで、楽譜以前に文字譜が必要になった。

実際、日本などでは読譜はみんなできるが、実は途上国では市販されているのは文字譜ばかり。しかしそのスタイルにはいくつかある。今日はその話。

まず、国によって音名が違う。ラテンアメリカではドレミ表記、アメリカではABC、それからアジアではABCに並んで数字での表記も見かける(笛とか)。ネットの世界ではテキストファイルにタブ譜を打ち込んだりする”ASCII tab”、それから欧米では「ABC記譜法」なるものもあるそうだ。以下、ひとつひとつ見ていこう。

今のようには楽譜を作るソフトがなかったり高価だったりした時代には、テキストファイルで譜面を作る需要がけっこうあったよう。
ウィキペディアにはABC記譜法
というページもある。俺は日本では見たことがない、それどころか今日までその存在すら知らなかった。これからも覚えることはないだろう。サンプルは”http://abcnotation.com/”等にたくさんある。

一方、ギター野郎の間ではタブ譜をテキストで作ることがよくあるようで、こちらの方は読み方は普通のタブ譜と同じで便利。俺も”ultimate guitar”やらのサイトでお世話になっている。これは、アスキータブ(”ASCII tab (text tab)”)と呼ばれるそう。ネット上でこれを簡単に作れるサービスもある。
http://www.guitartabcreator.com/

次は番号。英語版のウィキペディアに説明がある(参照)。ドレミに番号を当てるのは和声学では普通に行われることなので、俺もわかる。ちなみに和声学ではコードはローマ数字であらわす。

そして最後にドレミ表記について。日本人的には、文字譜ならドレミで書いてもらうのが一番わかりやすい(昔の人はイロハだったのかもしれないが。)その点、ラテンアメリカとも共通。ちょっとだけ気をつけるべきなのは、ソが”sol”になるところと、あとは”si”と”re”の発音が日本語と違うところ。

もっとも、ドレミはアメリカ等でも使っていないわけではない。その点「サウンド・オブ・ミュージック」にも出てきたぐらいだから周知と思う。が、あの中ではたしか「シ」は「ティ」になっていた。トニック・ソルファ法というソルフェージュのテクニックの影響だという(参照)。

もっと厄介なことには、ここではドレミは音名ではない。日本ではほとんど使われていないが、ソルフェージュでは「移動ド(Movable-do solfege)」というシステムでドレミファソラティドを使うそう(なので、Solfège System Scale, solfège syllablesと呼ばれる)。移動ドではどのキー(調)から始まろうともドから始める(この点、数字システムと同じ)。そしてシャープとかフラットは別の一音節の言い方を用いる(参照)。これはコダーイ・メソッド等でも使われている。

と、文字譜については意外と書くことがあるのでした。ネット上で他に書いている人がいないような感じだったのでメモしてみました。
次は、ネット上で文字譜を検索する方法を調べて行きたいと思います。

フィナーレ2012で楽譜にロゴを挿入する

今に始まったことではないが、フィナーレの使い方がよくわからない。なんでもうちょっとわかりやすいインターフェイスにしてくれないんだろうか。

今回はこれから作る楽譜に自作のロゴを挿入したかったのだが、ヘルプページはさっぱり役に立たないし、ネットで検索してもなかなか何も出てこないし、けっこう苦戦した。そういうわけなので、他にもそういう人がいるかもと思い、メモを残しておきます。

フィナーレ2012ではtiff形式ファイルその他の画像を読み込むことができるそうです。tiff形式は中身はtif形式と同じなので、そこは気にしなくてよい。私は”infanview”というフリーソフトを使ってtif形式にしました。ちなみに、画面上に映っている中の一部分を画像として保存するためには、”Rapture”などのフリーソフトがありますので、そこからinfanviewを経由してtif形式ファイルが作れます。

さて、tif形式ファイルは準備できたとして、フィナーレ2012でのやり方です。
1) グラフィックツール(上級者用ツールの中にあります)のアイコンをクリック。
2) メニューバーに「Graphics(グラフィック)」という項目が現れるので、その中の「Place Graphic(グラフィックの配置)」をクリック。

それだけでした。

普段アドビのソフトとかを使い慣れていると、挿入とかインポートは左側(「ファイル」とか「編集」らへん)にあるのでは、と思ってしまうのですが、全然違う場所でした。しかもまぎらわしいことには「ファイル」のところに”Smart Score Lite”というスキャン用のソフトが入っており、tiff形式の楽譜を取り込むことができるようです。でも、今回はロゴなのでそれは全く関係無い。

フィナーレの操作については調べないとわからないような操作法がいろいろあるので、これからちょこちょこ書いていくかもしれません。ではでは。

日本辺境論

たまにいる、日本の学者が自分の研究分野の外のことを書く例。

「日本辺境論」(新潮新書)(2009)内田 樹

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以前も書いた気がするが、日本語でまぎらわしいのは「論」の意味。学問の世界では「論」はたとえば国際関係論のように、「学」の下位分野なのに、世間一般では「論」は自分の言いたいことを言いたいだけ述べることである。なので、学者が「論」を述べると非常にまぎらわしい。それが本書。

前に読んだ日本人論「日本人とユダヤ人」の場合は、イザヤ・ベンダサンにしろ山本七平にしろ、特に学者という肩書でモノを書いているわけではなかった。単純に中身がよかったので売れたわけだが、上の本は、「学者」としてエラソーに書いていながら、その実自分の専門というわけではない。売ろうという気が満々なのが伝わってきて、いやしい感じが残る。

批評については上でリンクを張ったアマゾンの紹介ページのものが非常によかった。ところでアマゾンを見ると、珍しく、本書についてはキンドル版もありますね。電子書籍は現状で読みたいようなものが全くないので非常に残念なんですが、これについてはまた次回書きます。

新書なら先日出たクルーグマンの「そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)」とかキンドル版で出してくれないんだろうか。ま、日本に帰って図書館で借りればいいから結局は買わないんでしょうが。

そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)
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スカイプレッスンの上手、下手

私のスカイプレッスンとのなれそめ(?)。

私がはじめてスカイプレッスンを受けてみたのが一年半ぐらい前。「スパニッシモ」というサイトが出始めたぐらいの時期で、無料体験レッスンだけやってみたのでした。当時、スペイン語は話せるレベルではなかったので、かなり始めるときけっこう緊張しました。というのも、グアテマラの先生は日本語はもちろん、英語もどうせできないだろう、と思っていたからです。

結果的にはなんとなくでき、その後しばらく経ってから”italki.com”でチャバカノ語を習い始めることにしました。まさかオンライン会話に自分のお金を使って取り組むことになるとは、はじめたときには思ってませんでした。

ところで、オンラインレッスンは基本的にビデオチャットでやるのですが、そもそも私はスカイプ通話でビデオを使う習慣自体があまりありませんでした。友人同士で話すときにビデオを使うとちょっと照れる感じとか、おそらく「今の若者」にはわからないでしょうね。とはいえ、それも慣れです。

今や私もオンライン会話講師になり、教える側としては相手の反応やら間をみるのに、ビデオがあった方がいいと思っています。俺が教えている生徒(外国人)は7割ぐらいしかカメラ使ってないのだけどね。

ちなみに、彼らはほとんど復習もしてない感じです。ひとえに俺のレッスンのレートが安いからなんだろうか。ようやく、ここ一ヶ月ほどまじめに取り組んでみた結果として、そろそろ自分の設定レートを上げることにしました。「今まではキャンペーン中だった」というのが自分の中での割り切りですが、果たして生徒たちはついてくるだろうか。。

さて、教えると同時に自分もいくつかの言語を習っているんですが、ユーザーとしてやっているうちに、だんだんスカイプレッスンの上手、下手がわかるようになったきたと思います。もちろん、相性っていうのもありますが。

たとえば、一方的に講義をする傾向の先生は、私は嫌です。せっかくマンツーマンなのに、生徒に発話させないとはけしからんと思います。思うだけじゃなくてレッスン中にそれを伝えればよい、というのは正論ですが、そもそもそういう傾向の先生は次回からおさらばしますから、注文をつけようという気にもなりません。

あと、こっちの言いたいことを素早く察知してくれる先生は、非常にストレスなく勉強できます。こちらは勉強の身なので言葉での表現がどうしても下手。だから先生がよく気がつく人だと、本当にありがたいです。

最後に、ちゃんと準備してくれる先生というのは好感がもてます。もしくは、準備はあんまりなくてもレッスンの中身が体系立って教えられる人。一般的に途上国の先生と先進国の先生の違いはそこだと思いますが、でも途上国の先生にも準備をしてくれる先生はいます。そういう人になら喜んでお金を払いたい。

というわけで、自分が習うときの経験を、教えるときに活かしていきたいと思います。今日から、スペイン語オンリーで日本語をイチから教える授業も始めましたが、こうして書きながら振り返ってみると、この一年半でいろんなことがすっかり変わったなぁ、と感じます。果たして、俺は波に乗っていると言えるだろうかなぁ。