この映画観てみたい。おまるじゃないよ、オマールだよ。
映画
フィロメナ(あなたを抱きしめる日まで)
先週観た映画。良かった。
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あなたを抱きしめる日まで (DVDの発売は10/2だそうです)
原題は主人公の名前”Philomena”で、どうやらこの名前はキリスト教の人物かなんかの名前のようです。
物語はイギリスの修道会における強制的な養子縁組を扱っていて、実話にもとづいているとされている。イギリスのことはよく知らんが、少なくともオーストラリア政府は近年、公式に謝罪を表明している。たとえば下のブログで触れられている。
http://hb-no.com/os/australia/017.php
話はそれるが、人権といえば、先週だかにアメリカ政府が国別の年次人権状況報告書を出した。これについては昔から知ってはいたのだが、改めて考えると、アメリカ政府は一体何様のつもりでそんな報告書を外国の分まで作って公表しているんだろうか。お節介すぎる。
で、日本については「JKお散歩」なるものが売春の温床になっている、と指摘しているとか。これについて、またちょっと調べて改めて書いてみたいと思います。っつーか、外国に干渉してくる前に、まず海外でハレンチしている米国人を取り締まってくれないものだろうかね。
Bourne Legacy (2012)
バカンスで滞在したホテルで、たまたま放送されていたアメリカ映画。
なんとなしに観てたら、アメリカにいた主人公たちがいきなりフィリピンに乗り込んでいくことになりました。マニラで、本格的なカーチェイスをやっているシーンを観ながら、あー懐かしいな、と思わずにはいられませんでした。
Bourne Legacy (2012)
http://movies.inquirer.net/5535/manila-according-to-tony-gilroy
マニラがマニラとしてアメリカ映画でロケされる、というのは非常に珍しいそうです。
しかしながらこの映画、フィリピン人に言わせると名誉なばかりことでもないようです。映画ではフィリピン人に対する直接的な非礼はありませんが、そもそも主人公たちがフィリピンに渡った理由は、アヤシゲな薬物の研究所を侵入するため。さらには主人公たちが身を隠しながら泊まる宿(民家?)も、逆にフィリピン国内のドラマではまずお目にかかれないようなリアリティのあるシロモノ。(ゴミ山のドキュメンタリーなんかも、フィリピン人からすると不名誉なことなので作品上映も嬉しくないそうです)
きわめつけは監督のインタビューでの失言。おかげで一部議員は批判のコメントを出したりしたようです。
もっとも、アメリカの芸能人でフィリピン政府から目をつけられている人は他にもいて、「フィリピンはゴキブリの臭がする」とかなんとか言った某女優は本人の入国はおろか、出演作品の上映も禁止されているんだとか。
シティ・オブ・メン
ようやく観ました。
「シティ・オブ・メン」(2007)
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ブラジルのファベーラ(スラム)を舞台にした映画「シティ・オブ・ゴッド」の姉妹作的な作品。出ている役者もかなり同じだそう。
たしか「シティ・オブ・ゴッド」を観たのが5年前ぐらいだから、それからずっと気にし続けていたことになる。そして、実際よかった。この前観た「最強の二人」ほどではないけど、十分見応えある作品です。
ひとつだけ残念なことには、最近ネットで勉強中のポルトガル語の方は、残念ながらほとんど聞き取れませんでした。もっと勉強しよっと。
参考までに、映画の概要はこちらを参照↓
http://news.mynavi.jp/articles/2008/08/25/cityofmen/index.html
最強のふたり/INTOUCHABLES
今週は映画を2本観ました。
一本目は、日本の「南極料理人」で、国際交流基金の配給でした。日本の映画ってゆるーいテンポが特徴的だと思うのだけど、この映画もそんな感じでした。まあ面白かったかな。
作品中の、南極の基地内の様子が海外の日本人宿に酷似しているのが印象的でした。たしかに遠く離れているという面は共通しています。今では海外に「沈没」していても、活字はもちろん日本の料理にも事欠かないわけですが、通信はできてもやはり風景までは持ってこれず、日本の情景はしばらく見てないな、という感じは私も否めません。
普段は日本のこと考えないのですが、映画の中の日本を観ながら日本の生活を思い出しました。が、俺の場合ちょっと変わっていて、それを見ても全然帰りたいと思わないばかりか、まっさきに退屈な日常が浮かんできます。あ、やっぱり俺は海外だな、と再確認しました。
さて、2本目の映画は、とってもよかった。オススメです。邦題では「最強のふたり/INTOUCHABLES」という、2011年のフランス映画で、俺のツボなヒューマニズム系です。
この映画の簡単な紹介は以下を参照。
http://www.french-code.com/cinema-intouchable
「障がい者施設」であるうちの職場の研修のような感じで上映会をしたのですが、「障がい者」をケアするということの中に、単なる仕事に終わらせないユーモアが必要だ、とうちのスーパバイザーは締めくくってました。たしかに、日本で視察や実習に行った施設はおせじにもユーモアがあるとは言えない雰囲気でしたし、そもそも利用者の活動量が少なかったです。日本の施設の職員さんはマジメでした、よくも悪くも。
“INTOUCHABLES”というのはアンタッチャブルのことで、複数形なのは、かたや顔以外は動かせない障がい者と、もう一方はパリのスラムに生きている移民一世の黒人の友情物語だからです。しかし、二人とも愛嬌たっぷり。
ところで余談ですがこの映画、設定がフィリピン映画「caregiver」に似ています。が、中身はこれでもかというぐらい差があります。
the Artist
ただいま~!といっても、現時点ではまだ韓国ですが。。アジアに帰ってきた、という感覚ってその中で暮らしていると感じることないですが、似たような顔つきの人に囲まれてるとやっぱり帰ってきたと思います。
なんて親近感を覚えるのは、昨日ロサンゼルスを観光に行ってチャイナタウンとリトルトーキョーを見てきたからかもしれません。アメリカでアジア系として生きていった、ということのイメージが持てるようになったと思います。ロス暴動のエリアは場所すらつかめなかったけど、行ったら何かあっただろうか。。
さてさて、今日は映画の話。旅行中、10本近く映画を観るはめになったわけですが、バンクシーのExit through the gift shopと同じくらい面白かったのは、アーティストでした。カンヌだかで賞をとった無声映画という、アレです。映画はアクションやサスペンスなんかより、こういう作品が主流になればいいと思いました。