体験談:Dell Inspiron 3581のHDDをSSD(M.2 2280 NVMe PCIe)へ換装

2年前ぐらい前にアマゾンのセールか何かで安く買ったノートパソコン、Dell Inspiron 3581だが、半年も経たないうちに動作がものすごく重く感じるようになってしまった。特に、裏でWindows 10のアップデートの準備を勝手に始めたときにはメールのチェックすらできないレベル。

そんな状態だったのでしばらく使うのを止めていたが、つい最近ようやく意を決してSSDに換装してみた。かかった費用は計5,000円程度で、慣れないので作業には苦戦したものの、やはり見違えるように速くなったので記録として残しておく。なお、俺はパソコンのことは苦手ではないものの特段得意というわけでもないレベル(そもそもパソコンに詳しければ、はじめからDell Inspiron 3581 は買わなかったと思う)。そんな俺でも換装できたので、他の人の参考になればと思う。

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Transcend PCIe M.2 SSD (2280) 256GB NVMe PCIe Gen3 x4 3D TLC採用 5年保証 TS256GMTE110S

さて、今回俺が入れたSSDは、2.5インチのものではなく、M.2 2280 NVMe PCIeというもの。挿入する場所が違うので、もともと入っているHDDの方は換装した後に外付けストレージ的に使おうという狙いで、M.2 2280 NVMe PCIeを選んだ。2.5インチのよりちょっとだけ高いものの、目論見通りできたので満足。

ただ、俺が選んだTranscend社のものは、HDDデータのクローンを作成するのに同社の”SSD Scope”ソフトがなぜか使用できなかった(Crucial等のメーカーのものはそれぞれ自社専用ソフトが使えるのではと思う)。

さて、今回の作業手順。

  1. フタを外してSSDを挿入する。
  2. フタを閉じて、クローン作成。
  3. 再びフタを開けて、HDDを取り外してフタを閉める。
  4. SSDからWindowsが起動できることを確認。
  5. HDDを外付けしてフォーマットする。
  6. 再びフタを開け、HDDを元の位置に挿入する。これで完了。

まとめるとこれだけだが、いろいろ調べながらやったので実際は相当時間がかかったことを言い添えておく(その分、できたときの喜びと言ったら!)。

以下、ひとつずつ解説する。

1.フタを外してSSDを挿入する。フタを外すのには以下のウェブサイトを参考にした。

なお、俺の持っていた100均のドライバーセットでは小さいネジが開けられなかったので、この作業のために念のため300円ぐらいするちょっといいドライバーを購入した(ドライバーが合わないのに無理して開けようとするとネジが「ナメ」てダメになってしまうらしいので念のため)。

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ベッセル(VESSEL) マイクロ ドライバー 精密 ネジ用 +00×75 9900

2.フタを閉じて、クローン作成。当初フリーソフトの”EaseUS Todo Backup Free”を使おうと思ったが、無料ではできないことが発覚(Dell Inspiron 3581のBIOSがLegacyモードでなく、UEFIモードのため?)。あきらめて別のフリーソフトを探し、”Paragon Backup & Recovery™ 17 CE”というのにした。

3.再びフタを開けて、HDDを取り外してフタを閉める(当初、HDDを取り外さずに起動してみたところ、HDDの方のWindowsが起動されてしまった。これもBIOSがUEFIモードのためかと思われた)。

4.SSDからWindowsが起動できることを確認。(ここで起動できなければ、はっきり言ってお手上げ)

5.HDDを外付けしてフォーマットする(外付け用HDDケースはネットで適当に調達した)。

なお、フォーマット方法は、以下のyoutube動画の通りに行った。

6.再びフタを開け、HDDを元の位置に挿入する。これで完了。

後日談:SSDへの置換の結果に気をよくして今後はメモリも4GB増設してみたが、速度が速くなったという実感はない。ただ、Windowsが勝手にアップデートをダウンロードしているときに前より遅くならなくなったような気はする。結論として、特に他人にお勧めするほどではないと思う。

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