国籍別の生活保護受給世帯数(2011)

政治家・河野太郎氏のブログより。

http://www.taro.org/2014/08/post-1517.php

国籍別の生活保護受給世帯数(2011)を

俺が勝手に予想していたよりも少ない。

 

韓国・朝鮮 28,796世帯

フィリピン  4,902世帯

中国     4,443世帯

ブラジル   1,532世帯

その他    3,806世帯

韓国・朝鮮が多いのは知られたことである。それ以外では、基本的に日本国籍の子どもがいるとか、日系◯世だとかが生活保護を受けながら日本で生活することになる理由だろう。国際結婚ではフィリピン人だけでなく中国人の女性も多いと思っていたが、生活保護の世帯数を見る限り同程度の水準であり、在日中国人の母数から見ればこの世帯数はフィリピン人に比べて非常に少ない。詳細はわからないが、フィリピン人とはかなりタイプが違うことがうかがえる。

上記ブログによれば、

被保護世帯数全体に占める外国人世帯の割合は、3%。(これは世帯数を世帯数で割っている数字)

という。

こちらのサイト(参照)をみれば、2011年の生活保護受給総世帯数は1,441,767(約140万) とのことなので、たしかにそれぐらいか。

2011年あたりの国内人口に対する外国人比率はたしか約2%だったと思うので、比率としては若干高いように見えるが、上記のデータは世帯数なので、比べるなら世帯数で比べたいところ。でもデータを探すのがめんどくさいので、今回はここまで。

生活保護訴訟

週末に読んだ本。

「全盲の弁護士 竹下義樹」小林照幸(2005)

バリアフリーとかユニバーサルデザインにしばらく前から興味があり、それで手話とか点字を調べたりしていた延長で読んでみた。伝記的に人を紹介する本を最近定期的に読んでいて、ノンフィクションの一ジャンルとしての書き方を観察したりもする。読んだのは主に多文化関連で、「セイディーとベッシー」、「野中広務 差別と権力」、あとは国会図書館で半分ぐらい”立ち読み”した「六本木の赤ひげ」とか。

さて、本書の主人公の竹下は、15歳で失明して、その後苦学して弁護士になった人。読みながら、点字というものがどれだけ役立つのか、というのを確認できたこととか、当時の盲学校高等部で普通科がほとんど設置されていなかったとか、盲人にまつわる文化を知る窓口にもなり、読んでよかった。

さらに、本書は苦学しつつ制度を変えさせ弁護士になる道を拓いたというストーリーに終始せず、弁護士になってからの竹下の仕事にも紙面を割いているのが特徴。実は竹下は弁護士になってから生活保護訴訟の分野でも大活躍しているということで、生活保護訴訟にまつわる経過とか、周辺の概略的知識も身についてお得な感じだった。特に、生活保護で学資保険が収入認定されないことの根拠(判例)がようやくわかってスッキリした(中嶋訴訟)。

ここからは少し脱線。

いい機会なので、外国人の生活保護受給の根拠について調べてみた。在日韓国・朝鮮人で生活保護受給者が多い、とかいうウワサはよく聞くところだけど、そもそもはじめから支給していたんだろうか。

ネットでは、「1946年の旧生活保護法においてはすべての在住者を対象としたが、1950年の改訂で国籍条項が加わり、日本国内に住む日本国籍を持つ者のみが対象とされた。その後1954年の厚生省社会局長通知「正当な理由で日本国内に住む外国籍の者に対しても、生活保護法を準用する」を根拠として保護を実施している。

判例上もこの条項を適法とする判断が多いが、外国人について「適用」をせず「準用」とする点で、国際人権規約(社会権規約)に反するのではないかという批判がある。」とある。

これに関連して、かつて外国籍の者は生活保護法上の行政処分に対する行政不服審査法に基づく不服申し立てはできない、となっていたが、2010年に判例で認められている(参照)。

と、今日はここまで。