エクアドルとタイの物価(2014年)

物価比較シリーズ。

今回はエクアドルの首都キトと、タイのバンコクを比べてみます。

一人あたりGDPではエクアドルが4000ドルちょい、タイが6000ドルぐらいですが、やはり人口規模が1500万と6000万の国であり、さらにタイには無数の外資系企業がインドシナ半島のハブとしての地の利を求めて進出しているなど、はっきり言って比べようがありません。

で、物価ですが、一般庶民またはバックパッカーの生活レベルでいくと、ざっとエクアドルはタイの2倍、ということでよいと思います。

たとえば500mの水ボトルがキトだと60円程度なところ、バンコクは30円。
屋台での食事も、キトだとランチが安くても200円からのところ、バンコクの屋台では麺、または一品とご飯で100円から。
おまけに服や靴、電化製品などはエクアドルの関税によって値段が日本よりも高い始末なので、やはりタイの二倍近くになってしまっています。

あとは、飛行機。エクアドルにはLCCは存在しないので、国内線でもかなり高く、やはり感覚的には2倍程度。国際線だとその差は2倍なんてもんじゃありません。

エクアドルが唯一価格競争で買っているのは、バナナの値段ぐらいじゃないでしょうか。。もとい、今回は他の野菜や果物は見てないのでわかりません、と正直に申し上げておきます。

実際問題としては品種がかなり違うので比較するのが難しいと思いますが、案外たいていの品でエクアドルが勝つかもしれません。ちなみに味ではマンゴーはタイの方が美味しい反面、ドラゴンフルーツはエクアドルの方が美味しい気がします。

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メキシコとエクアドルの物価

メキシコ旅行から帰ってきてから、ブログを更新してませんでした。記憶が薄れる前に、思ったことを書き留めておきます。

メキシコとエクアドルを較べるっていうのは、その大きさからして不可能だとは思うんだけど、それでも較べずにはいられません。

まずは似ているところ。
1)スペイン語
今回訪れたのは4つともそれなりに標高がある町でしたが(1800-2400mぐらい)、話されているスペイン語の発音はキトと大して変わらない、と思いました。グアテマラと並んで、中南米の標準スペイン語ということでしょうか。一応言っておくと、違うのは口語表現とか間投詞、特にキトの場合はキチュア語の単語を借用しているのがあるのでそこの部分とか。あとは根本的に声の出し方とか違うと思いました(キトは、東南アジアのようなダラーっとした話し方です)。

2)物価
これが、今日のテーマです。

メキシコとエクアドル、意外と物価が同じぐらいなんです。一人あたりGDPではメキシコは1万ドル、かたやエクアドルは半分以下の4500ドルにもかかわらずです。しかも、エクアドルに関して言えば服、靴、カバン、薬、電化製品、楽器なども大半が輸入なので、高い関税がかかっていてメキシコより断然高いです。

おそらくこれは一人あたりGDPで比較することの危険性なんだと思うんですが、メキシコは(現在の)エクアドルよりも貧富の格差が激しいので、低所得層に照準をあわせてみないと物価のことは見えてこないんだと思います。たとえば、メキシコの最低賃金はとんでもなく安いし(フィリピン以下)、その上メキシコはインフォーマル部門が巨大なことで有名。かたや今のエクアドルは社会(民主)主義を表明しているだけあって、政府が大きい。エクアドルの、ここ10年の最低賃金の上昇はかなりすごいです(日本もけっこうですが)。

で、物価ですが、エクアドルの方が安いのは、1)食費、2)長距離バスの2つが目につきます。長距離バスが断然安いのは、おそらくガソリン代の寄与も大きいと思うのですが、エクアドルは政府が補助金を出し続けていて、ガソリンが1Lあたり50円だったと思います。

農作物はともかくとして、他のものはメキシコの方が安いように感じました。理由として思い当たるのは、「競争」です。物価にかぎらず、それこそ、メキシコとエクアドルの大きな違いだと思ったのです。エクアドルは、競争が緩いせいで価格が高止まりしている気がします。それだけでなく、なんでもかんでも政府がなんとかしてくれるのを待っている雰囲気です。

エクアドルはコレア大統領になってから治安も良くなり安定して経済成長もしていますが、もし原油価格が下がってきたらどうなるか心配です。最近読んだコレア大統領の2009年の本でもそのことは指摘されていましたが、ここ数年で好転しているとはどうも思えません。なんと言っても一般市民がのーんびりしていて、グローバリゼーションに対応できるというような感じがしません。いや、その理由のひとつが在外家族からの海外送金だと見るならば、グローバリゼーションの結果としてそうなっているのはあるのですが。

エクアドルの物価

エクアドルに来て3ヶ月。そういえばまだこの国について書いてなかったですね。最近、だいたい相場がわかってきつつあるので、物価を中心にレビューをします。

まず近隣諸国との比較ですが、一人当たりGDPでみると、コロンビアが6000ドルなのに対してエクアドルは4000ドル。そう考えるとエクアドルの方が相当貧しいのかと思いきや、売春婦なんかはコロンビア人がエクアドルまで流れてきたりするんだそうです。やはり、南米諸国は都市部と農村部の格差が相当大きいのではと思います。

エクアドルの在住外国人は何人が多いのか、まだ統計を見つけてませんが、噂レベルの情報によると、近隣諸国の他には、中国人、キューバ人、それからアフリカ人(何人なのか不明)が目立ってます。あと、数は少ないですが、バングラ人、ペルシャ人(イラン人かな)がお店を流行らせているので目立ちます。

中国人に関しては、某論文によれば、最近の推計値で中南米の中国人人口は、

ペルー 250万人
ブラジル 20万人
ベネズエラ 5万人
パラグアイ 4万人
アルゼンチン 3万人
パナマ 3万人
コスタリカ 2万人
エクアドル 16,500人

というデータを引用しています。本当とすれば、エクアドルにおける中国人のプレゼンスっていうのは周辺諸国と比べるとわりと少ない方ということになります。とすれば、エクアドルでさえ中国人が目立ってるのに、他の国ではどんだけ。。

一方で日本人は400人程度です。しかもそのうちJICA関係者が100人弱ぐらい。日系企業はほとんどいません。

さてさて、いよいよ物価ですが、エクアドルの物価はそれが国産か輸入かによって全然違います。たとえば食品関係は総じて安い。首都キトでさえ、パンが1個10円とか、小ぶりのバナナ一本10円(フィリピン並)とかそんなレベルです。食品が安いので、食べ残しもたくさん出るし、おかげでペットはいい物食べてます。

次にエネルギーが安い。ガソリン代は日本の1/4ぐらいじゃないでしょうか。タクシーも安いし、公共バスは近距離だと20円の固定運賃とめちゃめちゃ安い。それから、どうやら電気も安そう。というのも、こっちの人はお湯を沸かすのに電気ポットなど使わずに電子レンジでチンします。なので、電気ポットはあまり売ってません。

この調子でいろんなものが安いんですが、服、靴、電子機器などはめちゃめちゃに高いです。どれも日本よりも高いぐらいです。ただし服、靴は中国からのバッタモンが入ってきているので、そういうお店に行けばかなり安く(値段だけで言えば1/3ぐらい)で入手できます。しかし、ダサい。

電子機器が高いので、当然電気を使う楽器も高い。一方でアンデス楽器は相当安いです。チャランゴは80-300ドルぐらいの幅、ケーナは10-50ぐらいで、どちらもその中間ぐらいが普通のランクです。日本で買うのと比べれば半額か1/3ぐらいになるでしょう。

現地で作ってるものでは、アルパカのセーターなんかも10-20ドルぐらい。綿製品でいうとTシャツと同等という。。どうなってんの?という感じです。

そんなわけで、服、靴を買わなくていい短期旅行なら、物価はかなり安く感じるでしょう。例外は携帯電話で、プリペイド式の一番安い機種でも5000円ぐらいは覚悟しないといけません。メキシコやフィリピンなら2000円ちょいで済むのに。。

最低賃金はボーナス2ヶ月分を各月に分配したとすると、月だいたい380ドル。印象としては、けっこう正規雇用の人多いみたいです。さすが左寄りの政権が5年も続いているだけあります。さらに健康保険なんかもついているはず。福祉でいうと、公立の病院は診察がタダなんだとか。でも高いところの方が室がいい模様。あと、現政権のもとでは企業は一定の割合(2%?)で障がい者の雇用が義務付けられており、その部分は日本並というよりさらに上かも。

とりあえずそんな感じです。またリクエストあれば細かくレビューしますね。