スペイン語:DELEのB2、作文全部書けなくても大丈夫

スペインのスペイン語試験DELE(B2)受験の話のその後。

去る5月に受けた試験では、作文の時間にヘマをやらかし最後まで書き終えることができず、正直かなり凹んでいました。が、結果を見たらなんと受かってました!

これから受験する方々に参考になると思いますので、少し詳しく状況を書きます。

作文が2題あるうち、私は一つ目にちょっと時間をかけすぎ、2つ目は後半にさしかかったところまでしか書けませんでした。一つ目に関しては字もわりときれいで、内容的にも自分の中ではかなり良くできた方と自負しています。

そして結果を見ると、作文では6割ちょい(16.67/25)でした(ちなみに他科目もだいたいそれぐらいでした)。そして、なぜかリスニングだけはまぐれで8割以上とれていたので、総合では7割をかろうじて越える点数になり、晴れて合格となりました。

ちなみに、結果のEメール通知はまだ来てませんが、実は(海外で受験したとしても)日本のDELEのウェブサイトから早めに見ることができます(受験番号と生年月日を入力します)。かくいう私自身、一緒に受験した友人に言われて初めて知ったのですが、5月末に受けた試験の結果は、7月末に公開となっていたようです。

さて、ここからは受かったからこそ言える話になりますが、今回の受験までエクアドル滞在で約1年半かかったことを勘案すると、現地で言語習得しまくるならば単純計算であと8年の間に5言語(1.5*5=7.5)はB2レベルになれる見込み。さらに言うとポルトガル語とかイタリア語とかは既になんとなくわかる気がするので、そういう言語だったらもっと早く習得できるだろう。

実際問題としては、俺は次のターゲットをASEAN言語にしたので関係ないのですがね。何言語習得ってのは、そんなの競争するもんじゃないんだからあまり意味のある目標じゃないと思います。ライフワークとしては、言語習得のプロセスが辞められないほど楽しいかどうかがすべてです。

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エンパワメント

前回の投稿で、勉強がなかなか順調に進んでいることを書いた。調子が良いということは自信につながる。自信があれば、当然のことながら良いパフォーマンスにつながり、そして良いパフォーマンスはさらなる自信につながる。

この好循環が好ましいのは言うまでもなく、何事も目標を立てて行動するときには、そうなるのが理想的だ。

にもかかわらず、実際の世界ではあの手この手を使って世の中が私たちの自信をなくそうと画策しているように思われるときがある。今日はそんな日だった。

不本意ながらエクアドルで歯医者に通うことになって、今日で通院4回目。当地での病院における経験については別途思うことも多々あるのだが、悪口のオンパレードになりそうなので控えておきたい。このエントリで伝えたいのは、そういうことではないのです。

この間のDELE対策で、自分のスペイン語力に自信がついてきた矢先、案の定、医者との会話は普通より難易度が高く、満足いくパフォーマンスを発揮できなかった。相手の言っていることはそれなりにわかるのだが、瞬時に反応できないとか、自分の返事は文法が間違っていたとか、反省点が多々あった。

あげくの果てには、医者と放射線技師の会話の中で、その医者が私のことを「スペイン語がちょっとわかる」という評価を下しているのを聞いた時には正直ヘコんだ。それにしても、事実はともかくとしても、なんで俺の前でそういう言い方をするんだろうか、この人は。

それでなくても、国を問わず病院というところは私たちを無力に感じさせる仕掛けが満点のところだ。まがりなりにも社会人として生きている私たちを、単なる「患者」としてしか扱わない。医者は患者がストレスを感じないように(麻酔などで)気を使っているのは理解できるのだが、それって根本的には別に人でなくてもかまわない「生物」に対して処置をしているだけではないか、と思えてしまう。治療を受けながら、この扱いは動物病院の犬と同じじゃないか、という気がした。

よく考えてみれば、一日中そんな仕事をしている人だからこそ、上述のような会話を患者の前で平気でできたんだと思う。俺に言わせれば、そんな環境では俺のスペイン語がパフォーマンスを発揮できるわけがない。話し相手がどんな態度で臨むかによって、コミュニケーションの質が変わるのは当然である。

そういう面からいうと、この医者が患者との対人関係においてやっていることは、エンパワメントの反対のディスエンパワメントである。接客業なんだから、治療の腕とはまた別の次元である対人関係でもぜひがんばってもらいたい、と思った。

そして、これを反面教師に、音楽やら語学やらを教えている俺は生徒をエンパワメントするために気を使っていこう、と思いを新たにしたのでした。

DELE B2対策、紛らわしい動詞編

DELEにかぎらず、ヨーロッパ言語のテストは今どき、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages=
ヨーロッパ言語共通参照枠)に従っている。

この尺度は、大雑把に言うと進度を6段階にわかることで、各言語の習得レベルを比較できるようにしたもの。それぞれがどの程度のものなのか、概要についてはとりあえず日本語でも参照できるが(たとえば、TOEFLのページ)、実感として理解するには、実際に自分がそのテストを受けてみるに限る。自称「言葉トラベラー」の私としては、そういう意味でも今回挑戦するスペイン語テストDELEのB2の勉強は、興味深い。

この尺度、そもそも言語間の難易度を客観的に比べるなんてことは不可能なところ、あえてチャレンジしているところが良い。もともとEUが打ち出しているものだが、外国語としての日本語教育も、この考え方にはかなり影響を受けているよう。とはいえ、意地もあるだろうし準拠する気はないようだ。日本語の場合は、語学学習に漢字の占めているウェイトが大きいのも特殊な事情を作っているように思われる。ま、そんなことを言い出すと結局どの言語も比較できないハメになるので、禁句かもしれないが。

さて、CEFRについては時間があるときにもっと深く知りたいと思うのだが、とりあえず今の時点で興味深い用語に「敷居レベル」がある。これは、なんとなく俺が提唱する「離陸ポイント」に近い感じもする。観点はいろいろあり得ようが、ようは自律的になれるかどうかの敷居。生活者としては、とりあえずはここを目指すということでいいのだろう。

前置きが長くなったが、ここからはスペイン語の動詞をおさらいする。B2レベルの単語は、既習の意味の単語の類語とか、パラフレーズが多い。はっきり言って、そういう部分は俺にとって外国語学習の醍醐味ではないので面白みはない。耐え忍ぶのみ。。

今日は(おそらく語源が同じことから)カタチが似ていて紛らわしい動詞のセットをここにメモしておきたい。いわゆるまとめページ。日本語で言ったら門構えの部首の漢字シリーズみたいなもんだろう(聞く、問う、間etc..)

1) coger
escoger..選ぶ
recoger..拾う
acoger..歓迎する、acogerse逃げこむ(B2レベル)
encoger..縮める(B2レベル)

2) sumirとかsumarとか
consumir,,消費する
resumir..まとめる
asumir,,受け入れる、責任をとる(B2レベル)

3) sumar,,足す
consumar..完成させる、仕上げる(B2レベル)
asomar ..現れる、顔を出す(B2レベル)

4) partir..切る、出発する
compartir..シェアする
repartir..分配する(B2レベル)

5) barcar
abarcar..抱きかかえる
embarcar..乗船する
desembarcar..下船する

他にもまだまだたくさんあるでしょうから、後で補足するかも。とりあえず勉強がんばります。

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DELEのB2を受ける(2014年5月)

けっこう迷ったあげく、スペイン語の資格DELEに挑戦してみることにしました。レベルは、B2(中上級)。

これ、けっこう難しい。なので久々に真面目に勉強することにしました。受験料も高い(153ドル)ので、落ちたくない!

さて、対策を立てるにあたって、情報収集しました。まず、この試験は2013年8月実施分から形式が変わっています。一方、内容自体はほとんど変わってないよう。一説によれば問題が難しくなった分、合格ラインが下がっているとか。本当か?

変わった点は以下を参考に。
https://spanish-online.jp/index.php/ja/blog/entry/deleb1b2

過去問のサンプルは、スペイン語サイトから見ることができる。

http://diplomas.cervantes.es/informacion-general/nivel-b2.html

2009年までの過去問はこちらから入手できる。
http://www.adelante.jp/deleb2.html

参考書は、このあたりを参考に。3社ぐらいある模様。

http://interspain.cocolog-nifty.com/novedades/2013/10/deleb2013-4e93.html

http://www.motoko-es.com/index.php?mnu=articulo&articulo=4&encabezado=DELE%E5%AF%BE%E7%AD%96%20%E3%81%8A%E8%96%A6%E3%82%81%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86

さて、情報収集もある程度できたので、あとは対策あるのみ。もう時間があまりなくなってきているので、急がないと!

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サポジラはチューインガムの木

メキシコ原産でフィリピンに広がったんだって。タガログ語では”chico”だそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%A9

ふと、呼び方が気になったので調べてみました。

疑問1) 英語名が非常にスペイン語っぽいが、ではスペイン語では何というのか?
疑問2) タガログ語名の”chico”はスペイン語で「少年」の意味だが、なんか関係があるのか?

ということで、まずスペイン語名を調べることにします。

スペイン語ウィキペディアのページ
によれば、以前はスペイン語で”Sapota zapotilla”と呼ばれていたそうです。現在は、メキシコでは
“chicozapote” と “chupeta”のふたつの名前で売られているとのこと。お、”chico”もここに出てきましたね。なるほどなるほど。

上記に、「メキシコでは」と書きましたが、どうやら、国によっていろんな呼び名があるようです。とはいえ、フィリピンは昔からメキシコと関係が深かったわけなので、名前もメキシコから来ていると考えるのが自然です。

ちなみに、ガムはスペイン語では(少なくとも中南米では)”chicle”。これも、メキシコのナワトル語由来なんだそうで。

サボンかハボンか

チャバカノ語や、タガログ語に入っているスペイン語、ポルトガル語について考えるときには、当時どんな言葉が使われていたのかを考えなくてはならない。
現代スペイン語や現代ポルトガル語とは違う場合があるはず、というか違うに違いない。ましてや中南米のスペイン語・ポルトガル語とはさらに差があるはずだ。

これを勉強していくのはけっこう大変。せっかく勉強しても、中途半端な知識は逆に邪魔になる。たとえば、接続法未来形は、植民地時代には既に会話では使用されていなかったらしい、とか。

しかしながら、これはこれで非常に興味深い。yahoo answerだったと思うのだが、一例を引用。

「*完了形のhe, has, haと未来形のé, ás, áと似ているのはどういう関係があるのですか?
*なぜ不定詞にhaberの活用形がくっつくことで未来形をあらわすのだろうと思った。どうしてこうなったですか?

→haber
は中世スペイン語では「持っている」という意味でした。そこ
で、たとえば、comer heならば「食べることを持っている」
→「食べることになっている」という意味になり、それが「食べるだろう」と
いう意味に変わりました。古いスペイン語(中世)では
comerとeが離れて書かれていることがありました。」

おもしろいですねー。これと、チャバカノ語の未然形に出てくる”ay” との関連は、たしかLipskiが指摘していたと思うけれども、どういうことなのか調べてみたい。

他には語彙の部分で、チャバカノ語には昔のスペイン語の名残じゃないかと思うものがいくつかある。
1) virar
俺の知っているスペイン語では”venir”で表すところに、チャバカノ語では”virar”が出てくる。今のスペイン語ではvirarは曲がるだと思うので、ちょっと意味が変わっているようだ。

2)サボンとハボン
俺の知っているスペイン語では石けんは”jabon”なのに、タガログ語では”sabon”。これも昔はsabonだったよう。

3)tapos(タガログ語)と apos(ポルトガル語)
これは偶然かもしれないが、「後」という意味の単語でtapos(タガログ語)と apos(ポルトガル語)が非常に似ている。もしかしたらスペイン語にも以前はaposがあったのではないか、これも調べてみたい。

そんな感じでスペイン語・ポルトガル語をもっとやれば、いろいろと見えてくる世界があると思う。あと一年、できるところまでこの2言語を勉強していきたい。

メキシコとエクアドルの物価

メキシコ旅行から帰ってきてから、ブログを更新してませんでした。記憶が薄れる前に、思ったことを書き留めておきます。

メキシコとエクアドルを較べるっていうのは、その大きさからして不可能だとは思うんだけど、それでも較べずにはいられません。

まずは似ているところ。
1)スペイン語
今回訪れたのは4つともそれなりに標高がある町でしたが(1800-2400mぐらい)、話されているスペイン語の発音はキトと大して変わらない、と思いました。グアテマラと並んで、中南米の標準スペイン語ということでしょうか。一応言っておくと、違うのは口語表現とか間投詞、特にキトの場合はキチュア語の単語を借用しているのがあるのでそこの部分とか。あとは根本的に声の出し方とか違うと思いました(キトは、東南アジアのようなダラーっとした話し方です)。

2)物価
これが、今日のテーマです。

メキシコとエクアドル、意外と物価が同じぐらいなんです。一人あたりGDPではメキシコは1万ドル、かたやエクアドルは半分以下の4500ドルにもかかわらずです。しかも、エクアドルに関して言えば服、靴、カバン、薬、電化製品、楽器なども大半が輸入なので、高い関税がかかっていてメキシコより断然高いです。

おそらくこれは一人あたりGDPで比較することの危険性なんだと思うんですが、メキシコは(現在の)エクアドルよりも貧富の格差が激しいので、低所得層に照準をあわせてみないと物価のことは見えてこないんだと思います。たとえば、メキシコの最低賃金はとんでもなく安いし(フィリピン以下)、その上メキシコはインフォーマル部門が巨大なことで有名。かたや今のエクアドルは社会(民主)主義を表明しているだけあって、政府が大きい。エクアドルの、ここ10年の最低賃金の上昇はかなりすごいです(日本もけっこうですが)。

で、物価ですが、エクアドルの方が安いのは、1)食費、2)長距離バスの2つが目につきます。長距離バスが断然安いのは、おそらくガソリン代の寄与も大きいと思うのですが、エクアドルは政府が補助金を出し続けていて、ガソリンが1Lあたり50円だったと思います。

農作物はともかくとして、他のものはメキシコの方が安いように感じました。理由として思い当たるのは、「競争」です。物価にかぎらず、それこそ、メキシコとエクアドルの大きな違いだと思ったのです。エクアドルは、競争が緩いせいで価格が高止まりしている気がします。それだけでなく、なんでもかんでも政府がなんとかしてくれるのを待っている雰囲気です。

エクアドルはコレア大統領になってから治安も良くなり安定して経済成長もしていますが、もし原油価格が下がってきたらどうなるか心配です。最近読んだコレア大統領の2009年の本でもそのことは指摘されていましたが、ここ数年で好転しているとはどうも思えません。なんと言っても一般市民がのーんびりしていて、グローバリゼーションに対応できるというような感じがしません。いや、その理由のひとつが在外家族からの海外送金だと見るならば、グローバリゼーションの結果としてそうなっているのはあるのですが。