カンボジアの最低賃金の推移

正確には、カンボジアの縫製業セクター労働者の最低賃金。急速に上昇しています。時系列に並べてみました。

1997年、月額40ドル
2010年10月1日から月額61ドル
2013年5月から月額80ドル
2014年4月から月額95ドル
2015年1月から月額128ドルに引き上げへ。

(追記:2016年1月からは月額140ドル。)
(追記:2017年1月からは月額153ドル。)

参考までに、2013年末の時点では「毎年12~16%ずつ段階的に引き上げて2018年までに5年間で最低賃金を160米ドルまで引き上げると発表した。2014年までは最低賃金の引き上げを行なわないことを公言していたが、国内で多発するストライキによってこの約束は撤回され、最低賃金引き上げに至った。」

舵取りが難しいようで、2014年には約20%、そして今回は約30%の上昇になります。そうすると、2014年のベトナムと比べてほぼ差がなくなります(参考)。

ただし、ベトナムも2015年に向けて15%程度引き上げるようなので、引き続きざっくり言って15%の差を保ちますが(参考)。

(追記:2016年ベトナムも12%up、2017年ベトナムは7.3%up。少し差が縮まりつつある)

この地域の発展は急速ですねぇ。

アジ研のレポートによれば、ベトナム中部の農村は近隣国の都市部よりかなり貧しく、カンボジアやラオスに仕事を求めて出て行く人もたくさんいるのだそうです。

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カンボジアの改正民法が施行

カンボジアで新しい民法が今月の21日から施行されたそうです。

この民法、日本のJICAが起草支援しているので日本語訳が存在するだけでなく、民訴の方は逐条解説までセット、それどころかネット上で公開されているので無料で入手できます。

http://www.icclc.or.jp/equip_cambodia/index.html

前の会社でアジアの法律の日本語での翻訳出版をやっていたこともあり、こういうのにはちょっと興味あります。さっき民法をちらっと見てみたところ、体裁や使っているフォントまであたかも当時俺がやっていたような感じで、笑えました。

ところで、クメール・ルージュが破壊しつくして以来、この国は民法なしでやってきたというのだからすごい。すべて判例法だったのだろうか、っていうか裁判所はどう機能していたんだろうか。

そういえば、今年はニュースで、カンボジア人との国際結婚は人身売買になることが多いのでストップがかかるようになったという記事も読んだ。これなんかは、結局のところ、民法で結婚できても他の力でストップがかかったりするわけだから、民法って関係ないのかもね。

民法には、猫ひろしの相続についても規定されていますが、基本的に国際標準に沿っているはずだから、驚くようなことにはならないでしょう。それよりも、別の法律ができて相続できなくなったりする方を心配してみてもいいかもね。