日本にいながらタガログ語を学習するとしたら

前回に続いてタガログ語(フィリピン語)について。

日本にいながらタガログ語を勉強する方法についての提案です。たしか以前、FluentIn3Monthsでひとつ(英語話者向けのが)書かれていたと思うけど、いつの間にか会員制のサイトになっちゃってるようなので今やそのページ見つけられません。ということで、全部自分で書きます。

1) フォーマル系
1-1) 市販の教科書で勉強する
タガログ語に限らず、いわゆるマイナー言語の教科書は読み手に相当の教養を求めています。なので、一般的に難しい。ただし、ここ数年でかなりバリエーションも増えており、以前と比べると雲泥の差です。問題点としては、いくら理解できるようなったとしても、話せるようにはならないこと。結局、話せるようになるにはたくさん話して練習するしかないですから。

1-2) ネットで勉強する
教材は、おそらく一番は東京外大の言語モジュール。市販のを買った上で参考にするために使うとかが良いのでは。
オンラインレッスンでは「タガログ語を」教えているのはcafetalkとかに登録しているフィリピン人等(注:私以外は)。しかし、それも英語で教えることになるわけなので、それだったらitalki.comで探した方が単価はよっぽど良い。一方、レアジョブ等のオンライン英会話の先生は「タガログ語も」教えることがあるようだが、どうなんでしょ。タガログ語を教えた経験のある人すら稀だろうし、それに基本的には彼らは英語ができるのをプライドにしているわけだから、タガログ語を教えたいかどうか。もちろん、多数いる先生の中にはタガログ語に情熱を持つ方もいるでしょうから、試してみる価値はあります。

1-3) 学校に通う
グループ制の公開講座があるのは東京近辺が中心。あとは、スクールとか家庭教師的なやつとかだろうけど、単価が高いのがネック。質は不明。

2) インフォーマル系
フィリピン人の友人を作る、のは文化理解にはとてもいいですが、直接的にはタガログ語習得には結びつかないかもしれません。

2-1) フィリピン人コミュニティに参加する
英語でミサをやっている教会に行けばおそらくそこにフィリピン人はいます。あとはどう接近するかが問題です。

2-2) フィリピンパブに行く
タガログ語習得の方法としてはオススメしません、いろんな意味で。

2-3) ネットでフィリピン人とつながる
特に日本語に興味を持っているor学習中のフィリピン人とつながるためには、たとえばlang-8.com, mylanguageexchange.comやmixxer, TT4YOU, tandem exchange, italki等がありえます。そこで知り合って言語交換、というのは私自身の経験ではなかなかうまくいきませんでした。英語が媒介語になりますが、お金を払ってitalkiで学ぶというのが一番の近道な気がしています。

2-4) フィリピン人のいる職場で働く
外資系企業や国際空港の他に、フィリピン人をたくさん雇っている工場とか地域によってはけっこうあります。けっこう日本語ができる人が多いという印象。

以上です。インフォーマル系は一般的に、時間を費やすわりにタガログ語習得の面では得るところが少ないのが難点。日本にいるフィリピン人とつるんだとしても、スラングとかばっかり上手になってしまってもねー、というのもあります。

ということで、英語が多少できるのであれば英語で、italkiでタガログ語をやるのが一番だろうと思います(先生によって当たり外れがあります)。その際、市販の本は参考になるでしょう。そして少し慣れてきたら、mylanguageexhchange,com等を通じてスカイプでいろんな人と交流してみると良いと思います(=自己紹介とかばっかりたくさん練習することになります)。

で、もし英語が全然できなかったらですが。。まずは英語を勉強してください。

(とここまで書いてきましたが、まぁ書くは易しですが実践は大変です。私自身、易きに流れてフィリピンに行って勉強しちゃったわけですので。。それでも微力ながらお助けできることができれば、と思って私もオンラインで教えています。しばらく浮浪のため中断しますが、次回は2015年2月頃再会予定です。)

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オンライン英会話の認知度は21.9%

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「オンライン英会話の認知度は21.9%」
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20140731/Cobs_016527.html

MMD研究所/約7割がオンライン英会話サービス選びで安さを重視

(俺の知る限り)レアジョブから始まった格安英会話の勢いはなかなかのもので、昨日はレアジョブがついに上場したり、それから某アダルトビデオの会社までオンライン英会話に参入したりと話題が尽きない。そういえば、4月頃にサイバーセックスをさせていた容疑で警察に踏み込まれたフィリピンの某格安英会話も、ウェブサイトを見る限りどうやら持ち直しているようだ。

さて、それでもまだまだ2割程度にしか認知されていないということは、単純に考えるとこの業界はまだまだ伸びるんじゃないか、と思われる。また、海外でもこういう安いサービスを必要としている人はたくさんいるだろうから、日本でしっかりとノウハウを高めた企業はこれから先もっと可能性があるのでは、と思う。

ところで、果たしてオンライン会話という方法は効率がいいのだろうか。

もちろん時間対費用で考えると、既存のモデルより圧倒的に価格が安いわけなので、たとえ多少品質が下がるとしても、費用対効果は圧倒的だと思う。が、そもそも既存のチャネルも含めて、英会話って効果あるのか。

こんな問いを立てておいて俺は現時点では経験したことがないので英会話に関してはなんとも言えないのだが、ここ一ヶ月ほど格安タイ語会話を習っているので外国語会話全般についてなら何か言う資格はあるだろうと思う。で、言わせていただきますと、たしかに効果はあります。

まず、毎日レッスンをとらないと損だ、という貧乏根性から、できるかぎりレッスンを多くとろうとします。かくして毎日25分間は「勉強時間」が確保されるわけですが、それだけでも月700分(=約12時間)勉強するわけで、けっこうな量になります。

私見では、レッスン時間以外にまったく勉強をしなくなる人も多いのではと思います。そうとすれば、オンライン会話に依存する人間をどんどん増やすことになるのでは、という心配も出てきますが、こと語学に関しては、「勉強する」ことは机に向かってガリガリやることじゃない、と割りきってしまえばいいのかもしれません。

一方、オンラインでときどき教えている立場からすると、たしかに生徒の側にも学ぶスキルがあります。上手な生徒は先生からたくさん引き出すことができます。もしオンライン会話でたくさん勉強しているうちに、このスキルが身についてくるのならば、次の言語の学習のときにも役立つだろうと思います。なんでも先生に任せているような生徒は、たとえ英語は身についたとしても、このスキルを伸ばすことができないだろうから、私としては残念です。生徒さんには、せっかくのマンツーマンなのだから、ぜひ質問上手になっていただきたい、とつねづね思っているところです。

ネットでタイ語学習、一ヶ月のレビュー

多言語学習ネタ。

先月からオンラインベースでタイ語を始めました。声調言語をちゃんとやるのは初めてなので、進め方も手探りです。

まず、オーディメソッドのピンズラーから始めてみました。南米旅行中に一日1時間ずつ聴いて(もちろん真似しながら)、同時にタイ文字もわかる単語から暗記していくことにしました。

結果、たしかにピンズラーはよくできていると思うけど、なんとなくピンズラーから抜け出せなくなりそうな印象を持ちました。しょせんは一方通行なマルチメディアです。

そこで、2週間経った時点でオンライン会話を始めてみることにしました。タイ語は、格安オンライン会話で日本人向けのが数社あり、とても環境が恵まれています。

↓(日本人向けタイ語オンライン会話のまとめサイト)
http://matome.naver.jp/odai/2140006368188588301
どこも無料体験レッスンを提供しており、さらに今月はこぞって夏休みキャンペーンをやっているので、始めるのにはいいタイミングでした。

さて、やってみての感想ですが、まず教室というより先生によって教授スタイルがまちまち。ポジティブに言えば、多様です。
ちなみに私は、今までオンライン会話は個人ベースしか利用したことがないので、会社の提供するサービスの利用ははじめてです。

先生の中には多少日本語が話せる人、英語のできる方も多くいる印象。しかし、中途半端に日本語を話されても困る、というのが正直な感想。日本語はこちらの「コンフォートゾーン」であって、そこから出ることこそが外国語学習に必要なことです。

先生の英語については特有のなまりがある人もいます。それはそれで、慣れるためにいい勉強になります。母語としてのタイ語が英語にどう干渉してくるかについて、特徴を分析すれば非常に興味深い示唆が得られると思います。

話をオンラインレッスンに戻すと、思うに、自由会話ができない入門・初級のうちはひたすら反復練習をたくさんさせてくれる先生が良いのではないでしょうか。そういう先生は少ないですが。練習にクリエイティブな部分がまったくないので、なんとなく、ピンズラー式を本物の人間がやってくれるようなスタイルです(もしかしたら、オンライン英会話ではスタンダードなスタイルなのかもしれません)。

結局、私が選んだのは、マリアンクリッドという会社。英会話がメインのサービスのようで、タイ語は講師が少ないです。毎日コースを選んでみたのですが、自分の希望する時間帯に誰も講師がいないことすらあります。そして、ヘルプが全然充実してない。正直言ってシステムは他社の方が勝っていますが、教材を指定してないことや、講師が下手に日本語を話さないこと、支払いが月ごとなのが私にとっては魅力でした。

で、しばらくやってみて気づいたのですが、レッスンではタイ文字を全然使いません。せっかく半分ぐらい覚えたのに、オンライン会話では必要ないなんて。。初級が終わるころまでに学習しておけば、問題ないようでした。それから、アルファベット表記が、人によってまちまち。一応、タイ政府の定めているスタンダードはあるようですが、そんなに普及していない模様です。これから始める方、お気をつけて。

スカイプレッスンの上手、下手

私のスカイプレッスンとのなれそめ(?)。

私がはじめてスカイプレッスンを受けてみたのが一年半ぐらい前。「スパニッシモ」というサイトが出始めたぐらいの時期で、無料体験レッスンだけやってみたのでした。当時、スペイン語は話せるレベルではなかったので、かなり始めるときけっこう緊張しました。というのも、グアテマラの先生は日本語はもちろん、英語もどうせできないだろう、と思っていたからです。

結果的にはなんとなくでき、その後しばらく経ってから”italki.com”でチャバカノ語を習い始めることにしました。まさかオンライン会話に自分のお金を使って取り組むことになるとは、はじめたときには思ってませんでした。

ところで、オンラインレッスンは基本的にビデオチャットでやるのですが、そもそも私はスカイプ通話でビデオを使う習慣自体があまりありませんでした。友人同士で話すときにビデオを使うとちょっと照れる感じとか、おそらく「今の若者」にはわからないでしょうね。とはいえ、それも慣れです。

今や私もオンライン会話講師になり、教える側としては相手の反応やら間をみるのに、ビデオがあった方がいいと思っています。俺が教えている生徒(外国人)は7割ぐらいしかカメラ使ってないのだけどね。

ちなみに、彼らはほとんど復習もしてない感じです。ひとえに俺のレッスンのレートが安いからなんだろうか。ようやく、ここ一ヶ月ほどまじめに取り組んでみた結果として、そろそろ自分の設定レートを上げることにしました。「今まではキャンペーン中だった」というのが自分の中での割り切りですが、果たして生徒たちはついてくるだろうか。。

さて、教えると同時に自分もいくつかの言語を習っているんですが、ユーザーとしてやっているうちに、だんだんスカイプレッスンの上手、下手がわかるようになったきたと思います。もちろん、相性っていうのもありますが。

たとえば、一方的に講義をする傾向の先生は、私は嫌です。せっかくマンツーマンなのに、生徒に発話させないとはけしからんと思います。思うだけじゃなくてレッスン中にそれを伝えればよい、というのは正論ですが、そもそもそういう傾向の先生は次回からおさらばしますから、注文をつけようという気にもなりません。

あと、こっちの言いたいことを素早く察知してくれる先生は、非常にストレスなく勉強できます。こちらは勉強の身なので言葉での表現がどうしても下手。だから先生がよく気がつく人だと、本当にありがたいです。

最後に、ちゃんと準備してくれる先生というのは好感がもてます。もしくは、準備はあんまりなくてもレッスンの中身が体系立って教えられる人。一般的に途上国の先生と先進国の先生の違いはそこだと思いますが、でも途上国の先生にも準備をしてくれる先生はいます。そういう人になら喜んでお金を払いたい。

というわけで、自分が習うときの経験を、教えるときに活かしていきたいと思います。今日から、スペイン語オンリーで日本語をイチから教える授業も始めましたが、こうして書きながら振り返ってみると、この一年半でいろんなことがすっかり変わったなぁ、と感じます。果たして、俺は波に乗っていると言えるだろうかなぁ。