2013年のサンボアンガ危機の犯人一味のうち、97人が釈放された

MNLFの2013年のサンボアンガ危機の犯人一味197のうち、97人が5月28日に釈放された。基本的にバシランとスールー出身の男たちで、女性は1人のみとのこと。最終的に、彼らには一人5000ペソの罰金が科されただけにとどまった。

残る一味のメンバーは100人で、もっと罪の重い中核メンバーと思われるが、それにしてもこの97人に対する罰の軽さは被害者を落胆させていることは間違いない。そもそも、MNLFのリーダーであるヌル・ミスアリは部下の一部が「暴走」したのに勾留すらされておらず、もちろん責任もとっていないのが流石フィリピンというか、外からは理解しづらい部分だと思う。

(参考英語記事↓)
http://news.abs-cbn.com/news/05/28/18/court-frees-97-mnlf-members-in-zamboanga-siege
https://www.philstar.com/nation/2018/05/28/1819430/zamboanga-city-guard-96-charged-over-siege-freed

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サンボアンガ・シブガイ州で地元女性が拉致された件

去る4月4日、サンボアンガ・シブガイ州(サンボアンガ市ではなく、サンボアンガ半島の付け根の方)マランガスで、地元の海産物ビジネスに従事する38歳女性が7人の武装した男たちに拉致された。

(参考:英語記事↓)
https://news.mb.com.ph/2018/04/04/businesswoman-kidnapped-in-zamboanga-sibugay/
https://www.philstar.com/nation/2018/04/05/1802838/woman-kidnapped-sibugay

その後、3日経った時点で関係者と見られる6人が投降したが、捜査は進んでいるか定かではない。
https://www.philstar.com/nation/2018/04/08/1803831/sibugay-kidnapping-6-suspects-surrender
https://news.mb.com.ph/2018/04/07/6-bandits-surrender-in-zamboanga-sibugay/

この界隈は長らくアブサヤフが活動している地域なので、その関連の可能性がある。ただし、メディアは今のところ不明と表現している。

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ミンダナオのISIS(マウテグループ他)のその後

去年ミンダナオ中部にあるマラウィ市を占拠したISISことマウテグループその他だが、マラウィ市が解放された後も根絶はされておらず、300名以上が各地でリクルート活動等を行っているとのこと。彼らはリーダー亡き後10の小集団に分かれているという。

ラップラーの英語記事によれば、現在彼らの新しいリーダーは”Abu Dhar(アブ・ダル)”という者で、40代だそう。同記事は、今年の1月にもマシウという町で国軍とISISとの衝突があったこと、また3月4日にはこのグループのサブリーダーの一人が妻ともども爆発物不法所持のかどでマニラで逮捕されたと伝えている。

このようにフィリピンでもテロには引き続き警戒が必要で、特にマニラやセブ、ダバオ等の大都市でテロを画策している輩がいると思っておいた方がよさそうだ。

(英語記事↓)
https://www.rappler.com/nation/197457-maute-isis-subgroups-abu-dhar

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円高なだけでなくペソ安なこの頃(フィリピンペソ)

第二次安倍政権になって異次元緩和やらが始まって久しいが、結局また円が高くなってきている。もちろん米ドルに対してもそうなのだが、対フィリピンペソの動きをみるとこれまた久々に0.50に届きそうな勢いだ。

フィリピンペソの動きをよく見ると、実は円に対してだけではなく米ドルに対しても52と、かつてない安さになっている。たしか、トランプが政権につくちょっと前から下がり始め、今年に入ってから一段と下げた感じだ。ようは、ドゥテルテが大統領になってから順調に下がってきているということになる。

今年に入って、所得税を含む税制改革が施行されたのが原因だとすると、今度も下がり続けるのでは、という予測も成り立つ。もう少し様子をみてみたい。

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スールーで比人エンジニアが拉致された件

3日前のニュースになるが、スールーのホロで地元のフィリピン人エンジニア1名が拉致された。スールー諸島はフィリピンとマレーシアの境目のところにあり、ホロはその中心地。下の記事によれば、犯行を行ったのはアブサヤフの可能性があるという。

参考記事(英語)↓
http://news.abs-cbn.com/news/02/14/18/dpwh-engineer-abducted-in-jolo

スールー諸島は今ではフィリピン人ですら、よそ者はガイドなしには入らないようなところ。だが80年代ぐらいはまだそこまでではなかったよう。80年代には鶴見良行がフィールドワークで訪れ、「マングローブの沼地で」等の著作に記述を残している。

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アブサヤフが人質にとったインドネシア人2名を解放していた件

ここのところ忙しくてウォッチしていなかったのだが、2016年11月にタウィタウィで拉致されたインドネシア人2名が、1月23日に解放されていたことがわかった。

英語記事↓
http://newsinfo.inquirer.net/962262/abu-sayyaf-frees-2-abducted-indonesians-who-are-now-with-sulu-gov

昨年11月20日の時点から他に動きがないと仮定すると、現在拉致された状態になっているのは、ベトナム人6名、インドネシア人3名、オランダ人1名、フィリピン人5名の計15名ということになる。

ちなみに2010年に拉致されたとされる日本人の伊藤敏雄はアブサヤフの一員として活動しているとみなされており、この中には含まれていない。
(参考記事↓)
https://www.news-postseven.com/archives/20161114_465749.html

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フィリピン年末の爆竹・花火・祝砲による事故が激減

フィリピンで毎年恒例になっていた年末年始の鳴り物花火類(爆竹・花火・祝砲)などによる事故が激減しているらしい。

大きな音を立てる習慣は中国起源のもので、もともとは悪い霊だか悪魔だかを退けるためという。今では単にお祭りごとを口実に騒ぎたい人に利用されているだけのような印象。とにかく伝統的な習慣ではあるものの、2016年にドゥテルテ大統領が全国的な禁止令を出して取り締まるようになっていた。

結果、2018年1月1日を迎えるタイミングでの事故数は前年比45%減(191件)。12月21日から年末までの期間でみると、去る5年間(2012年末~2016年末)平均と比べて77%減とのこと。最も喜ばしいことには、今回の年末年始にはこの関連での死者が一人も出なかったそうだ。これは快挙。

(↓英語記事)
https://www.rappler.com/nation/192659-doh-new-year-2018-firecracker-related-injuries

鳴り物花火類を禁止するドゥテルテ大統領の政策は、自身がダバオ市長を務めていたときに同市で実施して成果を上げていた。同市では、旧正月を含む新年には鳴り物花火類の代わりに、プラスチック製のラッパのおもちゃなどが音を立てるために使用されている。

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