2019年1月から始まる日本出国税の例外について(メモ)

本ブログでも以前に「2019年1月から日本も出国税が課されるようになる件」で触れたが、2019年1月7日から日本を出国する際に1000円の「国際観光旅客税」が原則、課税されるようになる。ただ、ここに「原則」と書いてあるように、例外も存在するとのことなので、ここにメモしておきたい。

情報は、国税庁が発信元なので国税庁の「国際観光旅客税について」を見るのが一番詳しい。

このページでは4言語で書かれたパンフレットも用意してあるが、それを見ると、経過措置として2019年1月7日以降に出国する場合でも発券がそれより前の場合は課税されない。つまり、2019年1月7日以降に日本を出国する航空券を買うと1000円高くなっているということだ。

ただし、1月7日以前に発券されたチケットも、それ以後に日時変更などをすると課税されるようになるらしい。

課税対象外なのは2歳未満の子ども、入国後24時間以内に出国する乗継旅客など。外交官や航空機搭乗員らも対象外。

国籍は問わないことから、日本在住の人だけでなく外国人観光客にも課税されることがわかる。単純に考えれば今後、外国人観光客が増えれば増えるほど税収は上がるが、日本人で外国に行く人が減ればその分は相殺されることになる。

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ベネズエラのインフレがやばい件

ベネズエラが社会主義的経済体制をとっているせいで、ベネズエラ・ボリバルは公定レートと闇レートにすごい開きが出ている。

12月6日にベネズエラ大使館の公式日本語ウェブサイトにコラムの更新があった。インフレは操作されたものだとする陰謀説で、興味深い。
http://venezuela.or.jp/news/1169/

理由はともあれ、実際に起きていることは現実で、たとえばIMFは今年のはじめには2016年のインフレ率を210%と予想していたのに順次引き上げ、480%、そして720%に予想を修正した。2017年には更にこの3倍程度が予想されるという。

インフレ率は100%で物価が2倍(元の価格を1とすれば、1+1=2)ということだから、200%だと(1+2=3)で3倍、700%で8倍になる。この程度だとまだまだ一時期のジンバブエのように「天文学的」ではないが、けっこうな勢いで悪化しているのは確か。

たとえば半年ほど前にニューズウィークが様子を記事に載せている。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5123.php

値段もさることながら、品不足で必需品が買えないなど、生活は深刻に大変で、それを背景として治安が悪化しているので、旅行者にとってもかなり危険です。

最後にそもそもの発端について少しだけメモ。もともと2013年に死んだチャベスが社会主義の独裁をしいていて、恐怖政治的な感じで選挙も命がけだったところ、事実上唯一の輸出品である石油を最大の顧客だったアメリカがシェールガス革命によって購入する必要がなくなってきたのが2014年頃と重なった。それから原油安になって収支が大変なことになった、というのが概略です。

セブパシフィックのGetGoポイントの換算

フィリピン発のLCC(格安航空会社)のひとつで、もはやフラッグキャリアのフィリピン航空(PAL)を凌駕しているのがセブパシフィック(以下セブパシ)。フィリピンには他にもエアアジアや、2015年に「Cebgo(セブゴー)」へブランド名変更した旧タイガーエアなどがあるが、使い勝手や定期的に出てくる激安セールのために、セブパシが一番で、日本人の出張にさえ使われている。

そのセブパシが、2015年にメンバーシッププログラムをリニューアルして「GetGoポイント」として新たに打ち出して1年半が経った。提供しているサービス内容は基本的にはエアアジアのビッグポイントと同様なのだが、いかんせんセブパシのGetGoポイントは必要マイル(ポイント)数がわかりにくいのが問題。というのも、GetGoの換算テーブルは公開されていないからだ。

公開されているのは、支払い5ペソにつき1ポイントが付与されるということだけで、その1ポイントがいくら分なのかという肝心なところが伏せられている。

試しに自分で検証してみると、2800ペソで行けるところが約8000ポイントと出た。となると1ポイントは約30センターボ相当ということになるが、これは2015年に某フィリピン人ブロガーが書いた英語ブログ記事(参照)に載っていた情報と同じとなり、当初から一貫しているのかもしれない。

ちなみに、GetGoポイントとエアアジアのBigプログラム、さらにフィリピン航空のマイレージ「マブハイマイル」の比較を行ったブログ記事もある(こちらも英語)。ただ、結果の比較はポイント数だけなので、あまり意味がない。。

さて、話をセブパシフィックに戻すと、換算式を公開していないということは、もし換算レートを変更しても会員に連絡する必要もなく、どこにも表示する義理もないということ。なので、失効期限はないといえどもその価値は不明。結局のところ、期待するなということになってしまうのだが、タイミングよくGetGo会員向けセールを利用できれば、あって良かったということになるだろう。

もともと東南アジアの飛行機は南米なんかとは比べようもないぐらいに安いし、21世紀になってエアアジアのビジネスモデルが普及して以降はなおさら良くなっているわけなので、ポイントプログラムが飾りでも俺はなんの文句もありません。

フィリピンの便利な空港と不便な空港

現在フィリピンの事実上の国際空港は3つ。マニラ、セブの他に、ダバオからシンガポールに行く会社が2つある(シルクエア―とセブパシフィック)。
マニラやセブと比べて、ダバオの空港の落ち着き具合は圧倒的。

以下は、これまで旅行で通ったフィリピンの空港の、市街から空港までのアクセス別のランキング。この中でクラークだけはずっと行っていないので、8年前と同じと仮定する。

すごい便利な空港(市街まで歩いてでも行ける)
デュマゲテ
サンボアンガ (ターミナル使用料150ペソ)

便利な空港(市街までジープで行ける。10ペソ以内)
ダバオ (ターミナル使用料200ペソ) タクシーだと100ペソ程度。ジープの場合、市街は空港を出て左方向なので、反対側の車線に渡ってからひろうこと。
プエルトプリンセサ

普通の空港
マクタン・セブ (国内線ターミナル使用料はたしかチケット代に込み、国際線は750ペソ)
 セブの空港からはガイサノ・マクタンまで行くジープがあり、そこから乗り合いバンでセブ市(SMとかアヤラモールとか)まで行ける。ただし、セブ市に行くまで渋滞があるのと、このバンがとても暑く乗り心地が悪いことから、オススメしない。ラッシュ時を避け、タクシーが無難。渋滞がなければアヤラモールまでせいぜい150ペソ程度。

ちょい不便な空港
クラーク
マニラ (国内線ターミナル使用料はチケット代に込み、国際線は550ペソ)
 マニラの空港、第一ターミナルはアジア最恐の部類。フィリピン航空やセブパシフィック専用の他ターミナルの方がすべてにおいて優っている。現在は空港の周りの高架道路の建設のために慢性的にひどい渋滞。深夜・早朝の発着だと渋滞がないのでオススメ。
空港からの公共交通は、リバースワールドを通ってパサイのロトンダまで行くバスがあるが(20ペソ)、そこからの乗り継ぎが劣悪なのでオススメしない。市街へは空港からタクシーで行くべき。運転手に払う料金とは別に何十ペソか通行料として払うことになるが、ハイウェイを通るのが最短。

ものすごく不便な空港(両方ともかなり新しい空港)
バコロド
カガヤンデオロ

エクアドルとタイの物価(2014年)

物価比較シリーズ。

今回はエクアドルの首都キトと、タイのバンコクを比べてみます。

一人あたりGDPではエクアドルが4000ドルちょい、タイが6000ドルぐらいですが、やはり人口規模が1500万と6000万の国であり、さらにタイには無数の外資系企業がインドシナ半島のハブとしての地の利を求めて進出しているなど、はっきり言って比べようがありません。

で、物価ですが、一般庶民またはバックパッカーの生活レベルでいくと、ざっとエクアドルはタイの2倍、ということでよいと思います。

たとえば500mの水ボトルがキトだと60円程度なところ、バンコクは30円。
屋台での食事も、キトだとランチが安くても200円からのところ、バンコクの屋台では麺、または一品とご飯で100円から。
おまけに服や靴、電化製品などはエクアドルの関税によって値段が日本よりも高い始末なので、やはりタイの二倍近くになってしまっています。

あとは、飛行機。エクアドルにはLCCは存在しないので、国内線でもかなり高く、やはり感覚的には2倍程度。国際線だとその差は2倍なんてもんじゃありません。

エクアドルが唯一価格競争で買っているのは、バナナの値段ぐらいじゃないでしょうか。。もとい、今回は他の野菜や果物は見てないのでわかりません、と正直に申し上げておきます。

実際問題としては品種がかなり違うので比較するのが難しいと思いますが、案外たいていの品でエクアドルが勝つかもしれません。ちなみに味ではマンゴーはタイの方が美味しい反面、ドラゴンフルーツはエクアドルの方が美味しい気がします。

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ブラジル辺境紀行

今週からブラジルに遊びに行くので、予習。そういえばポルトガル語に比べて、歴史や地理、文化的な情報を全然集めていなかった。

たまたま入手できた本では、この本が俺の訪れる東北地方のことを書いていて興味深かった。もっとも、フォルタレザについてはほとんど触れられていないが。

ブラジル辺境紀行―血も涙も乾く土地
高野 悠
日本放送出版協会
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「ブラジル辺境紀行―血も涙も乾く土地」高野 悠(1994)日本放送出版協会

南米に来るまで俺がブラジルにたいして持っていたイメージは、まさに本書に出てくるようなブラジルだった。以前観た「シティ・オブ・ゴッド」や「シティ・オブ・メン」だって舞台こそファベーラだが、起こっている事件は本書に出てくる広大なセハード(日本語でセラードが定訳のような感があるが、俺には喉びこ音はラよりはハに聞こえる)で起こっているそれと、大差ない。

おそらく、ブラジルはここ20年ぐらいで急速に変わっている側面もあるのだろう。なんせ物価は高いらしいし、いろいろと先進国的なモノを持っているらしいと聞いている。

ワールドカップも終わったことだし、ようやく俺がブラジル訪問する番だ。

井沢実の、ラテン・アメリカの日本人

南米はエクアドル滞在も先が見えてきた。ここらで日本人移民についてもひと通りうんちくが語れるようになっておきたい、と思って読書を始めました。なんせエクアドルは「日本人移民」がいない国。かろうじている戦後移住組には関係の筋からのお話を聞くこともできているが、外国のこととなると本で知識を集めるよりほかに方法はありません。

ラテン・アメリカの日本人 (1972年) (国際問題新書)
井沢 実
日本国際問題研究所
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「ラテン・アメリカの日本人」(1972) 井沢実(国際問題新書)

この本、古いからと思って甘くみていた、が、めちゃ面白い。外国の歴史の中にこんなに日本人が入り込んでいたのか、と関心することしきり。中南米のことはもちろん、明治維新直後の日本や、中世マニラの日本人村のことにも少し触れられていて勉強になった。

なんでも、マニラの日本人村最盛期の3000人というのは、ときのスペイン人の数よりも多いんだとか。そうか、たしかに人口構成との比較で数字を見ていかなければならんよね、と当たり前のことに気付かされた。

とすると、本書からは離れるが、第二次世界大戦終了時に200万人いたとされる朝鮮人の数って、当時の人口との比率はどんなもんだったんだろうか。
本書の巻末の1970年ラテン・アメリカ諸国人口統計は、どこも今の半分ぐらいの人口である。ここから察するに、当時の日本や朝鮮も今の半分だったとすると、日本の人口が6000万、そのうちの200万人なら、3%強である。そうすると、今の日本の外国人比率の2倍近くになる。どんな状況だったんだろうかな。

一方、韓国・朝鮮の人口が今6-7千万として、その半分のうちの200万とすると5%は越える。それだけの男が連行されたとするとかなりのインパクトだと思う。ま、しかし実際には朝鮮戦争で相当数亡くなっているだろうから上記のような単純計算では当時の人口は推定できないと思う。一度、数字で見てみたいと思った。