ミンダナオ中部スルタン・クダラット州で爆発テロ

日本大使館からのメールで知ったのだが、またミンダナオでテロがあったそうだ。今度は、中南部のスルタン・クダラット州の州都イスラン( Isulan)町。
8月28日夜のお祭りの最中に爆発し、死者2名、負傷者30名以上とのこと。当局は、ISIS系テロ組織BIFFが関与していると考えている模様。

(9月3日追記:死者数3名、負傷者36名)

(参考英語記事↓)
http://news.abs-cbn.com/news/08/29/18/military-links-biff-to-sultan-kudarat-blast

ちなみにスルタン・クダラット州は大きな都市のないマイナーな州で、コタバトやジェネラルサントスからほど近い。名前の由来はコタバトを中心としたイスラム教のマギンダナオ王国が17世紀に最盛期を迎えた時の王。この王はスールー王国の姫を妻とし、両国は友好関係にあったとされる。

アメリカに喧嘩を売る国 フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテの政治手腕
古谷 経衡
ベストセラーズ
売り上げランキング: 163,649
日本/フィリピン歴史対話の試み: グローバル化時代のなかで
永野 善子
御茶の水書房
売り上げランキング: 1,820,873
広告

新しいタガログ語教材(日本語)

日本語で書かれたタガログ語教材が、2018年に相次いで出版されているのでメモがてら紹介。

ちなみに、タガログ語とのフィリピノ語とフィリピン語は、すべて同じ言語のこと。フィリピンでは国語が”Filipino”だが、東京外大は「フィリピノ語」と呼んでいる一方、阪大は「フィリピン語」と訳している。正式名称はともかく、巷では”Tagalog”と呼ばれているので、日本語でも一般的にはタガログ語と呼ばれている。

1) 大学のフィリピノ語(2018)山下美知子ほか、東京外国語大学出版会

『大学のフィリピノ語』
山下美知子 リース・カセル 高野邦夫
東京外国語大学出版会
売り上げランキング: 166,246

ちゃんと勉強したい人向け。これまで東京外大の教材はオンライン公開されている「言語モジュール」があったが、やはり本の方が使い勝手は良い。この本はけっこうな厚さなために値段も2冊分ぐらいあるが、その分、内容的にも濃い。初級の後半から中級をカバーする日本語で書かれた教材は今までほぼ絶無だったので、貴重。

初めての人には大上先生の教科書をおすすめしたいが、何冊目に「大学のフィリピノ語」はよいと思う。

フィリピン語 (世界の言語シリーズ6) CD2枚付 (大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ)
大上正直 ジェニー・ヨシザワ
大阪大学出版会
売り上げランキング: 187,788

2) デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典

デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典
三省堂
売り上げランキング: 165,558

日比(比日ではない)のポケットサイズの辞書。日本語で書かれたタガログ語の辞書はこれまでにもあるにはあったが、ちょっと使えないものばかりだったので皆さん諦めて比英、英比を使っていた。そうなると、タガログ語の前にまず英語を勉強せよ、ということになりハードルが高かった。

さて、以上を踏まえた最新のおすすめ教材リストを、東京外大の長屋先生が作っている。今後のアップデートも含め、こちらを見ておけば信頼できそう。

https://sites.google.com/site/naonorinagaya/teaching/tagalog

フィリピン初の自爆テロ

このところ忙しくてこのブログもあまり更新できていないし、ニュースも見られてない。今回、日本大使館からの注意喚起メッセージをもらってようやくバシランでのテロについて知った次第。自称サンボアンガ・ウォッチャーとしては、このブログ上で記録漏れがあるのは嫌なので以下に載せておきたい。

事件があったのは7月31日、バシラン州の北西部にあるラミタン市を出たチェックポイント。車の運転手による自爆テロと見られており、民兵、一般人合わせて11人(運転手含む)が亡くなり、他に9名が負傷した。爆弾はIED(自家製爆弾)と見られている。

フィリピンではこれまで自爆テロはなかったので、アブサヤフが新しい戦法を試しているのでは、という見方もある。

(英語記事↓)
http://newsinfo.inquirer.net/1016464/suicide-bombing-eyed-in-basilan-attack
https://www.rappler.com/nation/208594-basilan-blast-abu-sayyaf-furuji-indama-terror-even-in-hiding

フィリピン―急成長する若き「大国」 (中公新書)
井出 穣治
中央公論新社
売り上げランキング: 855
『大学のフィリピノ語』
山下美知子 リース・カセル 高野邦夫
東京外国語大学出版会
売り上げランキング: 54,254

フィリピンでも個人番号が導入へ(外国人含む)

フィリピンでも、統一個人番号制が導入されることになった。8月6日に大統領が署名して、これから1年以内に始まるそうだ。
この個人番号は、フィリピン人はもちろん在住外国人にも適用。おそらく来年の今頃にはバタバタと当局への手続きに並ばないといけない、という事態になっているだろうと予想される。もちろん、手続きはやっぱり有料なのだろうなぁ。

(英語記事↓)
http://news.abs-cbn.com/news/08/06/18/duterte-signs-national-id-system-into-law