マラウィ危機、マウテグループとの戦闘の死者は103名以上

先週から始まった南ラナオ州マラウィ市での戦闘(マラウィ危機(Marawi crisis)はテロというよりは内戦のようになっており、既に20万人いるマラウィ市民の大半は国内避難民として他地域に退避しているとされる。市内では、ISに忠誠を誓うマウテグループ&アブサヤフが当局を相手に戦闘を繰り広げており、いまだに収まる気配はない。5月29日現在で、報道では双方の死者が103名以上と伝えており、内訳は民間人19名、国軍兵士11名、国家警察官4名、テロリスト側61名を含む、とある。残りの8名は両者の衝突以外での死亡で、渓谷で死体が見つかったと書かれている。8名の死体に関するビデオは下のインクワイアラーのウェブサイトに載っている。

(英語記事)
http://edition.cnn.com/2017/05/28/asia/isis-threat-southeast-asia/
https://newsinfo.inquirer.net/900380/marawi-death-toll-now-at-97-army
https://www.nst.com.my/world/2017/05/243714/more-100-people-killed-marawi-week-long-clash

そして、戒厳令下のミンダナオでは令状なしの逮捕が実際に起きた。国内避難民にまぎれてマウテグループの構成員とみられる人物が侵入したためで、当局はこの者を令状なしに逮捕した。

(英語記事)
http://www.rappler.com/nation/171085-warrantless-arrests-military-checkpoints-mindanao

テロリスト側は殺した人の生首を置いたり、死体の隣りに「裏切者」と書いたメモを残したり、ISだったりメキシコのマフィアのやるようなことも行っている。これも写真がネットに落ちているが、このブログでは敢えて紹介しない。

なお、当局は今回の掃討作戦は2,3週間中に終わると見積もっている、と報道されている。逆に言えばそれぐらいは少なくともかかるということで、私も今後もウォッチしていきたい。

最後に、今回の戦闘に関しては英語のウィキペディアでも随時、時系列でのまとめが更新中だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Marawi_crisis

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