ボホールにアブサヤフが侵入した事件のその後

4月11日に、ボホール島にアブサヤフが侵入し撃退された件のその後について。今日はオンラインメディア”Rappler”記事を中心にしたまとめです。

時系列に比較的大きな動きを並べていくと、まず22日に件の一味をボホールで誘導したとされるJoselito Melloriaが、追跡作戦中に他3名とともにボホールのクラリンで殺害された。

同22日にはアブサヤフ幹部であるレンレン・ドンゴン(参照)と共に、マリア・クリスティーナ・ノブレーザという国家警察官がクラリンへ行こうとして逮捕された。ここからがいかにもフィリピンらしいのだが、なんとノブレーザはそのアブサヤフ幹部と恋仲だという。知り合ったのは彼女が取り調べの担当になったときで、そこから交際が始まったとか。話が滅茶苦茶すぎて、日本人には理解不能である。

http://www.rappler.com/nation/167771-police-bohol-abu-sayyaf-rescue
http://www.philstar.com/headlines/2017/04/28/1694629/marwan-officiated-nobleza-wedding-abu-lover

このスキャンダルにはメディアもかなり食いついているようで、いろいろと過去も明らかになってきており、最近のニュースではノブレーザはドンゴンの「妻」(の一人)だと書かれている。ノブレーザは逮捕時にはダバオに配属されていたのだが、休暇をとってボホールに来ていたよう。そして、ボホールのパンラオにあるノブレーザの滞在先からは案の定、爆発物が見つかった。

5月に入ると、昨日4日に追跡されていた他のアブサヤフ構成員が一名、ボホール島内のトゥビゴンというところで逮捕された。逮捕というのは珍しい。
http://www.rappler.com/nation/168856-abu-sayyaf-member-captured-bohol

と思ったら、5日未明に、刑務所に連れて行かれる途中に脱走しようとしたところを一時間の追跡劇の末、射殺された。
http://www.rappler.com/nation/168920-abu-sayyaf-killed-bohol-saad-kiram

今回のボホール島への侵入事件で確認されているアブサヤフ構成員のうち、残るはあと2名となっている。

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