強面デュテルテ大統領が売人を殺しまくるゲームアプリ

「三ヶ月以内に麻薬を国内から一掃できなければ私を殺すがいい」と、就任時にフカしたドゥテルテ大統領。一掃キャンペーンはすぐに半年に延長されたものの、その期限も年末に来てしまいます。今後の展開やいかに。

ところで、携帯アプリではハードボイルドな大統領が薬の売人を殺しまくるゲームがたくさんあり、かなり人気のよう(もちろん無料アプリ)。参考までに下に検索画像をつけてみました。アプリストアでの検索ワードは、”Duterte”です。

三番目などは、私にはジャイアンにしか見えませんが。。ともかく比国内での人気のほどは察していただけると思います。

デュテルテ

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フィリピンのクリスマス「パスコ」、「アギナルド」、「ノベナ」

フィリピンのクリスマスは「パスコ」と呼ばれますが、”pascua”は他の国では「イースター」の意味で使われると、昔、「なんでパスコがクリスマスなのか」という記事で書きました。その中で、少なくとも中南米では”pascua”はキリストの「生誕」を意味し、クリスマスも含まれるということを書きました。たとえば”Pan de pascua”はチリのクリスマスに食べられる特別なパンです。

ちなみにタガログ語で”pasko”を動詞にした”mamasko, namamasko, namasko”はそれぞれ「クリスマスを祝う、祝っている、祝った」というような意味で、祝う事は”pamasko”。道端では、「クリスマスだからお金を恵んでちょうだい」というような意味でも使われていますが、これはたいてい子どもたちがクリスマス・キャロルを歌いながら家々を訪問する「カロリング(caroling)」のときに聞かれます。カロリングの伝統は、アメリカの影響が強いのではと思います。

クリスマスのときにこのようにお金をあげることは、「アギナルド」と呼ばれます。日本語で説明する際に「クリスマスのときにあげるお年玉」と書いている人もいます。一方、中南米では「アギナルド」は今ではクリスマスの際に支払われる給料のボーナスで、特に一カ月分のものは「13カ月目の給料」という呼ばれ方をします。フィリピンでも法律によって”13th month pay”が保障されていますが、「アギナルド」とは区別されています。ちなみに「アギナルド」の起源についてはスペイン語のウィキペディアに項目があります(参照)。意訳すると「もともとはクリスマスのときに渡すチップ」とされていますので、現在のフィリピンで使われている「アギナルド」の意味にかなり近いと言えるでしょう。

ところでフィリピンで有名な「アギナルド」には、フィリピン革命で初代大統領になった「エミリオ・アギナルド」もいますが、彼はその後香港に亡命し、けっこう長生きします。youtubeにエミリオ・アギナルドがスペイン語でちょっとスピーチしている動画があるので参考まで。

さて話がそれましたが、フィリピンのクリスマスで特徴的なものの紹介の最後は、「ノベナ」です。クリスマスから数えて9日前から早朝に行われるミサで、フィリピン特有と言われています。タガログ語では「シンバン・ガビ(simbang gabi)=夜のミサ」です。スペインなどでは深夜に行うのですが、フィリピンでは早朝だ、というところがフィリピン特有なのでしょう。ちなみにどちらもスペイン語では「雄鶏のミサ(misa de gallo)」という名がついています。

ということで、フィリピンのクリスマスについてでした。

アブサヤフが新たにフィリピン人4名を拉致

12月20日に、また拉致があり、アブサヤフの犯行によるものだと見られている。場所はセレベス海(ミンダナオの南から南西)の中でスールーの近くで、フィリピンの漁船に乗っていた漁民が被害者だという。被害者の住所は南サンボアンガ州(南ラナオ州の隣り)。

(英語記事)
http://www.sunstar.com.ph/zamboanga/local-news/2016/12/21/4-filipino-fishermen-feared-kidnapped-abu-sayyaf-sulu-516280
http://www.japantimes.co.jp/news/2016/12/21/asia-pacific/abu-sayyaf-ransom-seeking-militants-believed-kidnapped-four-filipino-fishermen/

これで人質は合わせて以下の26名になるはずだが、フィリピン人はもう1名いるかもしれない(以前あるメディアで1名多く報告していて、その信ぴょう性の判断ができない)。

オランダ人 1名
ドイツ人 1名
韓国人 1名
マレーシア人 5名
ベトナム人 6名
インドネシア人 2名
フィリピン人 10名

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ベネズエラのインフレがやばい件

ベネズエラが社会主義的経済体制をとっているせいで、ベネズエラ・ボリバルは公定レートと闇レートにすごい開きが出ている。

12月6日にベネズエラ大使館の公式日本語ウェブサイトにコラムの更新があった。インフレは操作されたものだとする陰謀説で、興味深い。
http://venezuela.or.jp/news/1169/

理由はともあれ、実際に起きていることは現実で、たとえばIMFは今年のはじめには2016年のインフレ率を210%と予想していたのに順次引き上げ、480%、そして720%に予想を修正した。2017年には更にこの3倍程度が予想されるという。

インフレ率は100%で物価が2倍(元の価格を1とすれば、1+1=2)ということだから、200%だと(1+2=3)で3倍、700%で8倍になる。この程度だとまだまだ一時期のジンバブエのように「天文学的」ではないが、けっこうな勢いで悪化しているのは確か。

たとえば半年ほど前にニューズウィークが様子を記事に載せている。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5123.php

値段もさることながら、品不足で必需品が買えないなど、生活は深刻に大変で、それを背景として治安が悪化しているので、旅行者にとってもかなり危険です。

最後にそもそもの発端について少しだけメモ。もともと2013年に死んだチャベスが社会主義の独裁をしいていて、恐怖政治的な感じで選挙も命がけだったところ、事実上唯一の輸出品である石油を最大の顧客だったアメリカがシェールガス革命によって購入する必要がなくなってきたのが2014年頃と重なった。それから原油安になって収支が大変なことになった、というのが概略です。

アブサヤフがインドネシア人人質2名を解放

今回はアブサヤフによる人質解放のニュース。今年の6月に拉致されたインドネシア人人質のうち、最後まで残っていた2名が本日(12月12日)解放されたとのこと。

(英語記事)
http://news.abs-cbn.com/news/12/12/16/2-indonesian-captives-freed-by-abu-sayyaf-in-sulu
http://www.rappler.com/world/regions/asia-pacific/indonesia/english/155305-abu-sayyaf-releases-indonesian-captives

これで残る人質は以下の22名になるはずだが、以前フィリピン人は7名と報じていたメディアもあったのでイマイチ自信がない。

オランダ人 1名
ドイツ人 1名
韓国人 1名
マレーシア人 5名
ベトナム人 6名
インドネシア人 2名
フィリピン人 6名

それにしてもまだまだ多いな。

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マニラのアメリカ大使館爆弾設置事件で、アンサル・カリファ・フィリピンのメンバーが逮捕

先週起きた、マニラのアメリカ大使館爆弾が設置されているのが見つかった事件で、アンサル・カリファ・フィリピンという過激派組織のメンバーが逮捕された。

以下は、まにら新聞からの引用

爆弾放置事件の容疑者はミンダナオ地方を拠点とする過激派組織、アンサル・カリファ・フィリピン(AKP)の構成員。同組織はイスラム過激派マウテ・グループと関係があり、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持している。

容疑者は犯行の動機について、南ラナオ州ブティグ町で国軍と交戦中のマウテ・グループを援護するために爆弾テロを計画し、国軍の勢力を戦闘地から分散させることを狙ったと供述しているという。またISに存在を誇示し、資金協力を引き出そうとしたという。

この「アンサル・カリファ・フィリピン」は、報道によれば比のイスラム過激派アブサヤフやMILFの元構成員らによって作られた過激派組織とされている。本拠地はやはりミンダナオ中部の南ラナオ州マラウィ市周辺だろう。