(タガログ語)isulatとsulatinに違いはない

最近、フィリピンというかミンダナオの治安の話ばかりメモしてましたが、久々にタガログ語の言語学習について書いてみます。

まず、報告。数カ月前にyoutubeにアップしてみた自作のタガログ語入門第一回の再生件数がようやく2,000を越えました。

どんな人が見ているのか、日本人だということ以外あまり細かいことはわかりませんが、当初は男性の比率が80%以上だったものの、さっき見てみたら60%まで下がってました。タガログ語を勉強する人って、オジサマだけじゃないんですね。

さておき、標題の件。タガログ語の文法は、他のアジアの言語に比べて動詞が大変。活用もちょっと難しいですが、それより困るのは動詞のタイプ(=焦点またはフォーカス)を選ぶところ。1アクションにつき最低2つの動詞があって、たとえば「食べる」ひとつとっても、複数の動詞チョイスから選ばないと文が作れません。

動詞の語根(単語)だけ知っていても動詞が作れない、というのが初級のうちにフラストレーションの元になります。独学で勉強しようとして脱落していく人が増える原因もこれです。なんせ、フィリピン諸語以外の言語からの応用というのができない。

フィリピン諸語の中でもタガログ語に限って言えば、もうひとつ厄介な問題があります。たとえ動詞のフォーカス(焦点)の仕組みを理解しても、個々の動詞について何を選べばいいか、体系的な法則がないのです。たとえば、「食べる」の行為者焦点はもっぱらum動詞の”kumain”が使われて、mag動詞の”magkain”を耳にすることはまずありません。そして、どうしてum動詞を選ぶのかは説明できないんです。まぁ、これについては日本語の動詞にも同じような問題がありますが。

一方で、どっちでもいい場合もあります。行為者焦点動詞でいうと、

bumasa と magbasa 読む
sumulat と magsulat 書く

とかです。いつだったか、「um動詞の方が一回切りのアクションで、mag動詞の方が繰り返している感じがする」と聞いたことがありますが、普通に話す分には微妙すぎて気にする必要はないでしょう。

そして「書く」という動詞に関しては、目的焦点のときも、どちらでもいいようです。厳密に言うと同じではないようですが。。

isulat, sulatin 書く

あえて言えば、原形(不定形)-inの形は名詞とまぎらわしくなるので避ける傾向があるようです。

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(タガログ語)isulatとsulatinに違いはない」への2件のフィードバック

  1. タガログ語の勉強にとても役立っています。私は日本在住の日本人女性です。
    たまたま動画で見つけました。毎日少しずつ見ています。
    約20年前にマニラ近郊に在住していました。当時は何となく覚えたタガログ語でした。現在、フィリピンから来日した子供の日本語指導をしています。タガログ語を使っています。語学の基本の大切さを実感しています。
    これからもよろしくお願いします。

    • 同業者ですね!日本にはフィリピン人の親を持つバイリンガルの人がたくさんいるのに、教える側にあまり回らないのがもどかしいです。

      そして、タガログ語はちゃんと勉強しようとしてもリソースが少なくて大変。。大人と話すときはつい英語を使っちゃいますからね。わからないことがあったら連絡してください。

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