明治のポリグロット:福島安正と柴五郎

前に、歴史上の日本人で一番のポリグロットは南方熊楠だろうと書いた。彼は民間で活躍した人だが、軍人にもすごいのがいた。

1) 福島安正
明治から昭和にかけて活躍した陸軍の情報将校。ロシア調査のため、一人でシベリアを横断した。
英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語に堪能だったとのこと。
http://www.nippon-soul.com/writing/writing3.htm
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h17/jog418.html

2) 柴五郎
義和団事件で活躍した将校。中国語はもとより英語、フランス語にも堪能だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E4%BA%94%E9%83%8E

義和団事件の頃には先の福島安正も出世していて、司令官として籠城組を助けに行った。
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-323.html

ついで言うと、この頃の「中国語」というのはいわゆる「官話」または「北京官話」のこと。英語では”mandarin”だが、この言葉はもともと「官吏」の訳語で、中国の官吏が使っている言葉だから「官話」。

この頃の中国語にはまだピンイン表記は発明されておらず、かわりに「ウェード式(Wade)」や「ウェード・ジャイルズ式 (Wade-Giles)」というシステムが用いられていた。ただ、日本人がそれを使って発音を学んだとは思えないが。

なお、北京が「ペキン」である理由は、このウェード式を使った表記が”Peking”だったことによる。今では英語でもピンイン式の”beijing”を使っているのに、どうして日本は「ペキン」にこだわっているのだろうか。ま、中国のことを今でも「支那」と呼んでいる人がいるぐらいだから、しょうがないか。

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