セブアノ語とタガログ語の小辞の比較

言語変化について書いてある社会言語学の本などを読んでみると、ある単語の持つ意味がスライドするように変わることはよくあることだ、ということがわかる。同じ言語の中でも変化するし、それから隣同士の言語、たとえばスペイン語とポルトガル語の間で基礎的な語彙の意味が微妙に違うのを見れば、納得できる。

同様に、タガログ語とセブアノ語(ビサヤ語)の間にもそういった類の違いがみられる。特に、小辞について。

ようは、同じような働きをする同じ音の単語が別の意味を持っている、ということ。とても紛らわしいので、こういう違いがある言語は同時に勉強し始めない方がよいです。

さて、まだ検証中な部分もありますが、タガログ語とセブアノ語(ビサヤ語)の間での小辞の対応をまとめてみます。

小辞の対応表

 
もう 語気 ~か(疑問) まだ だけ である一方 本当に お願い だろうか ~だって
タガログ語 na na ba pa lang naman nga nga kaya daw, raw
セブアノ語 na ba ba pa ra man lagi daw biya(bya) 接辞なし

とまぁ、こんな感じ。ちなみに、ここに出てくる小辞ではなく、リンカーや助詞扱い(これも小辞の一種)でタガログ語の”na”はビサヤ語で”nga”です。

接辞については、さらに語順がタガログ語とセブアノ語で違います(注:以下のセブアノ語の箇所は、まだ一部検証中です)。

タガログ語:
na/pa nga/rin/lang daw/pala naman po ba yata/kaya/sana/tuloy

セブアノ語:
ra na/pa ba man lagi biya daw

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(こちらの著者サヤス先生は、つくばで博士を取得したカガヤンデオロ出身のUPディリマン教授です)

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