フィリピンの新人民軍(NPA)

先週ぐらいに、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の指導者、「コマンダー・パラゴ」ことレオナルド・ピタオが当局によって殺害された。私の素人目にはこれで潮目が変わるのでは、と思うのだが実際はどうだろう。

コマンダー・パラゴはずっと懸賞金付きで指名手配されていたわけだが、今でも支持者がけっこういるみたいで、ダバオでは葬儀はこんな感じだったらしい。
http://www.rappler.com/nation/98884-kumander-parago-pitao-funeral-davao?utm_content=buffer99f49&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

数年前には娘が当局によって殺されていたらしい。

日本の外務省のウェブサイトにはNPAについての言及があり、日本の企業が襲撃された、とかいったことも年表に整理してくれている。

http://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ES_E-asia_oce/NPA.html

同サイトによると、

「フィリピン国軍は,NPA,CPP及びNDFを同一勢力とみており,2011年末時点の勢力を約4,000人としている。」

「2010年の政権交代により,NPAはアキノ新政権との和平交渉を再開したが,両者の隔たりは大きく,2013年4月,フィリピン政府は,CPP(NPA)との和平交渉を断念すると発表した。」

ということだった。ちなみに日本語版のウィキペディアの情報も、上記をもとにしていると思われる。

ネットでさっと入手できる日本語の情報はこんなところで、あとは論文とかを探していくしかなさそうだが、そんなに興味はないのでここで辞めておきます。

そういえば、大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家野村進のデビュー作が『フィリピン新人民軍従軍記 -ナショナリズムとテロリズム』で、これはNPA全盛期に近い時代だったのだろう、読んでも悲壮な雰囲気はさっぱり感じられない。また、サブタイトルに「テロリズム」という文言があるが、これも昨今ではニュアンスが様変わりしてしまっており、うかつに本のサブタイトルになどできない言葉になってしまった。

『フィリピン新人民軍従軍記 -ナショナリズムとテロリズム』 野村進 (1981=2003)講談社α文庫

ともあれ、読み物として面白いので、お勧めです。ノンフィクション大好き。

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