井沢実の、ラテン・アメリカの日本人

南米はエクアドル滞在も先が見えてきた。ここらで日本人移民についてもひと通りうんちくが語れるようになっておきたい、と思って読書を始めました。なんせエクアドルは「日本人移民」がいない国。かろうじている戦後移住組には関係の筋からのお話を聞くこともできているが、外国のこととなると本で知識を集めるよりほかに方法はありません。

ラテン・アメリカの日本人 (1972年) (国際問題新書)
井沢 実
日本国際問題研究所
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「ラテン・アメリカの日本人」(1972) 井沢実(国際問題新書)

この本、古いからと思って甘くみていた、が、めちゃ面白い。外国の歴史の中にこんなに日本人が入り込んでいたのか、と関心することしきり。中南米のことはもちろん、明治維新直後の日本や、中世マニラの日本人村のことにも少し触れられていて勉強になった。

なんでも、マニラの日本人村最盛期の3000人というのは、ときのスペイン人の数よりも多いんだとか。そうか、たしかに人口構成との比較で数字を見ていかなければならんよね、と当たり前のことに気付かされた。

とすると、本書からは離れるが、第二次世界大戦終了時に200万人いたとされる朝鮮人の数って、当時の人口との比率はどんなもんだったんだろうか。
本書の巻末の1970年ラテン・アメリカ諸国人口統計は、どこも今の半分ぐらいの人口である。ここから察するに、当時の日本や朝鮮も今の半分だったとすると、日本の人口が6000万、そのうちの200万人なら、3%強である。そうすると、今の日本の外国人比率の2倍近くになる。どんな状況だったんだろうかな。

一方、韓国・朝鮮の人口が今6-7千万として、その半分のうちの200万とすると5%は越える。それだけの男が連行されたとするとかなりのインパクトだと思う。ま、しかし実際には朝鮮戦争で相当数亡くなっているだろうから上記のような単純計算では当時の人口は推定できないと思う。一度、数字で見てみたいと思った。

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