日本辺境論

たまにいる、日本の学者が自分の研究分野の外のことを書く例。

「日本辺境論」(新潮新書)(2009)内田 樹

日本辺境論 (新潮新書)
日本辺境論 (新潮新書)

posted with amazlet at 13.10.06
内田 樹
新潮社
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以前も書いた気がするが、日本語でまぎらわしいのは「論」の意味。学問の世界では「論」はたとえば国際関係論のように、「学」の下位分野なのに、世間一般では「論」は自分の言いたいことを言いたいだけ述べることである。なので、学者が「論」を述べると非常にまぎらわしい。それが本書。

前に読んだ日本人論「日本人とユダヤ人」の場合は、イザヤ・ベンダサンにしろ山本七平にしろ、特に学者という肩書でモノを書いているわけではなかった。単純に中身がよかったので売れたわけだが、上の本は、「学者」としてエラソーに書いていながら、その実自分の専門というわけではない。売ろうという気が満々なのが伝わってきて、いやしい感じが残る。

批評については上でリンクを張ったアマゾンの紹介ページのものが非常によかった。ところでアマゾンを見ると、珍しく、本書についてはキンドル版もありますね。電子書籍は現状で読みたいようなものが全くないので非常に残念なんですが、これについてはまた次回書きます。

新書なら先日出たクルーグマンの「そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)」とかキンドル版で出してくれないんだろうか。ま、日本に帰って図書館で借りればいいから結局は買わないんでしょうが。

そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)
ポール・クルーグマン
PHP研究所
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