ローマ「法皇」ではなくて「法王」

新しいローマ法王が決まった。そして、この瞬間にようやく、「法皇」でなくて「法王」だということを知った。

法皇は、仏教用語だそうです。紛らわしかったのは実は「教皇」で、これは間違っていないどころか正式名称だそう。っていうか、日本語でpopeの正式名称って別に価値あるんですか。

さて、正直このニュースを見てもニュース性がそんなにあるのかな、というとぼけた感想しか持てなかったのだが、まあだからこそ、何がニュースなのかちょっと調べてみることにした。

まずは、前の法王が退いた理由について。日経新聞(フィナンシャル・タイムズの翻訳記事)によれば、

 「ローマ法王ベネディクト16世は、体力を消耗する大西洋横断の旅をしないよう医師に忠告され、ジレンマに直面した。85歳で体が弱った法王は、助言に従うと、ありえない行動をとらねばならなくなる。今年7月に世界最大のカトリック国家ブラジルで開催される大規模な祭典「世界青年の日」の欠席だ。

ということ。なるほど、それはわかる。

そして今回の新しい法王が、初めての南米出身だという部分について。どういうことかというと、端的にいうと、元植民地だった国からトップが現れたわけだから、これはすごい、と、そういう捉え方なんだと思う。

そして、上の記事にも書いてあるとおり、実際にはカトリック人口12億のうち、4割が中南米だ、とのこと。そして、中南米のカトリック教徒は、法王が中南米出身だったら説得力がもっとあると思っているらしい。っていうか、宗教ってそんなに政治的な問題だったんですね。。

そもそも、法王の仕事ってなんなんだろうと思うのだが、どうやら、カトリック世界をリードしていくことらしい。主な課題は、
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00241408.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00242172.html

にあるように、神父による児童虐待事件への対応や、同性婚および中絶反対運動の舵取り、それからイスラム教指導者等の他宗教指導者との牽制合戦の指揮、といったところでしょうか。トピックだけを見れば、なんか非常に政治的なニオイがしますね。

そしてそもそも論として、信者の獲得という宗教としての至上命題がある。シェア争いなんてまたまた世俗的なことのように思われますが、影響力を行使するためにはやはり信者が必要。具体的には、昔の古臭いやり方に縛り付けるのを止め、若者が反応するような方法に切り替えること。たとえばミサでバンドの音楽を使ったり、説教をコメディっぽくしてみたり、いろいろ。

そんな感じで法王の仕事はいっぱいあるみたいなんだけど、私から見ると、やはりどれも俗っぽく見えます。。ここから、リーダーは俗っぽい人間の方が向いている、という結論は導き出せませんかね?

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