ガロア―天才数学者の生涯

本人には大変失礼だが、ここまで面白いエピソード満載の数学者というのはそうそういないのではないだろうか。

20歳で亡くなった19世紀の大数学者(らしい)、エヴァリスト・ガロア(俺はガロワが表記としてよいと思うんだけど)。

そしてまた、それを面白く描くというのも普通の数学者のワザではない。

中公新書の「ガロア―天才数学者の生涯」 加藤 文元(2010) 中央公論新社は、俺みたいに中学レベルの数学もアヤシイ人間が読んでも非常におもしろい。19世紀パリの様子や歴史が伺える記述がふんだんに盛り込まれており、読むと教養が深まったような気にもなる。

ガロア―天才数学者の生涯 (中公新書)
加藤 文元
中央公論新社
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ガロアの、未刊行に終わった自費出版原稿の「序文」は学問的に非常に価値あるものということだが、中身の大半は世の中を呪ったような文章で埋め尽くされていたそう。その中から、彼の見た数学の世界の断片を拾い出し、再構成しようとするところなど、非常にロマンあふれるストーリー。

もし俺が中学のときにこの本があって読んでいたなら、きっともう少し数学に興味を持ったに違いない。

さて、ガロワといえば、うちにはなかったけど、例の数学マンガ「数学ガール」でも「 ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5) 」として取り上げられているそう。こちらもきっと、数学への愛がこもった作者によって書かれているんだろう。

日本の教養本・マンガのレベルは、やっぱり基本的に高いものがあると思います。特に雑学マンガのジャンルは、海外ではまだまだちょっとお目にかかれないんじゃないでしょうか。この分野での最先端は日本にありだと思います。

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