みんなが手話で話した島

おもしろかった本。

「みんなが手話で話した島」ノーラ・エレン グロース著、佐野正信訳(1991)築地書館

みんなが手話で話した島
ノーラ・エレン グロース
築地書館
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本書は、”Everyone Here Spoke Sign Language: Hereditary Deafness on Martha’s Vineyard”(1988)Nora Ellen Groce / Harvard University Pressの翻訳。概要は、築地書館の以下の目録を参照。

http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/book/2220n.html

または、他のブログで本の紹介があるので、そちらを見ていただければと思う。

http://www.thesalon.jp/themagazine/culture/post.html

俺としては、ヴィニヤード手話というのがどういうものだったのかが非常に気になる。話しながら同時に手話をしていたということなので、語順は基本的に英語と同じだったのじゃないか、と思う。
本書によれば、アメリカ手話にかなりの影響を与えたような記述もあるが、実際どうなのか。

いくつかの本を読んでいると、アメリカでは大学の第二外国語の講座で、アメリカ手話がすっかりポピュラーになっているそうだ。それって、今の日本で韓国語が流行っているようなものなのかもしれない。いきなり、ある言語に対する社会の見方がコロッと変わってしまうことって、たしかにある。

日本では、まだまだそんな段階じゃないと思う。「多文化」という言葉はもっぱら在住外国人向けに使われていて、国際化とかなり似ている感じがする。日本国籍を持っている外国系の人はかろうじて意識されても、在日は微妙な扱いだったり、先住民系の人もあやうく置いて行かれそうな気配すらある。そんな中なので、「ろう文化」に対する関心も、非常に低いような感触がしている。

少なくとも公教育の中でもっと反差別教育としての多文化教育が注目されるべきだと思う。そのためには、教師が多文化化しなければどうしようもない。そういう人材がもっと入れるように採用の方法を変えるべきだろう。

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