フィリピン・フール

東京に戻って来ました。とりあえず、あと80日程度はここで過ごす予定。それから先のことは、まだ準備中。

さて、復路は2泊2日の青春18切符の旅でしたが、たぶん今回が最後だったかな、と思います。大阪ではついにフンデルト・ヴァッサーがデザインしたゴミ焼却場も見ることができたし、もう感無量で、やり遂げた感があります。

実はそれより、ムーンライト九州がなくなったために、復路で始発に乗ったとしても大垣発のムーンライトながらを捕まえることがほぼ不可能という実験結果が明らかになったこともあります。なんだか「青春」が終わった感じがします。

と言いながらも、今回の旅では電車内で本を読みまくりました。計10冊ぐらい読破したはずです。なので体力的にはまだまだいける、ということがわかりました。

で、またまた読んだ本の紹介。今日はフィリピン本です。

「フィリピン・フール」内山安雄

小説です。作家である主人公が実際に体験した話ということで書き綴られている。シナリオは、フィリピン本ではよくある、おっさんが若いフィリピン人女性と恋愛する、ということなんだが、これがなかなかよく書けている。

序盤は、そこらへんのフィリピン本と同じように全然おもしろくもないような彼女との馴れ初め話を延々と語るわけだが、主人公が現地でビジネスに失敗するあたりから急に話が展開し始めて、迷宮に迷い込むような不思議な感じになる。舞台にフィリピンという場所を選んでいるのが非常に効果的です。現地の日本人も含めて誰を信じていいかわからなくなるところは、特にフィリピンにしばらく滞在した人には共感できる若干マニアックな気持ち。みんなアヤシイからねー。

どこまで実話でどこまでが創作かわかるはずはないけど、フィリピンだから本当であったとしてもおかしくないような話に仕上がっている。さすがプロの作家だなー、と思いました。この前読んだ旅行作家の旅行話とは、構成力がえらい違いだわ。

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