語学学習の両輪

先週、週末にとあるセミナーに行った。テーマは、子どもの第二言語習得。

「子どもは言語習得が早い」という一般的に受け入れられている命題に対して、第二言語習得論の立場から何がいえるか、というのが内容だった。

子どもの耳(能力としての)ができあがるのはけっこう早い、というのは、音感習得の方面でも周知の事実。そして、第二言語習得論は今でも臨界期仮説というのを持っているらしい。

次に、子どもと大人の学習の仕方が違うのは明らかだけれど、ではどのあたりに境目があるのか。

答えは、思春期あたり。

臨界期仮説上の臨界期と重なりあっている。

さて、ここからは俺の主張。

成功する子どもと成功しない子どもの特徴は、実は大人にも当てはまる。ようするに、内省(ないせい)の問題、言い換えれば「見直し力」の違いである。

言語学習では、多少間違っていても臆せずに発話する「鈍感力」と、自分の間違いをチェックしたり、新しいパターンを認識する「敏感力」の調和が大切。

「鈍感力」優位の人は、はじめこそ上達が早いが、途中で成長が止まり(だいたい3-5年ぐらい?)、あとはひたすら自己流のやり方を使い続ける。その表現に独特の味がある場合はユニークでよいけれど、それ以外は「間違った発音または表現」である。思ったことをすぐ言ってしまうタイプの人とか、また、たまに自分ばかり一方的に喋り続ける人もいる。

一方、「敏感力」優位の人は、「正しい表現」に対する執着が強い。ようするに、完璧主義に近い。自分が納得して自信を持てるようになるまで発話しない、ということもある。反面、他人の間違いを見て自分の方法を修正したり、細かいことも自分で調べたりする。長期的には、こっちの方が伸びると思う。

この違いは、外交的か内向的かということにもかなり関連していると思われる。稀に、両方がうまくバランスした人を見かけるが、そういう人はたいてい尊敬できる人だ。

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