婿養子

今日は戸籍法。

養子になる人の戸籍の移動について。

普通養子縁組では実親との関係というのは残り、相続もするけれど、戸籍からは抜ける。もし独身なら、養親の戸籍に入る。で、結婚しているんだったら、既に新しい戸籍を作っているわけなので、そのまま。

「婿養子」という言葉は、戦前の戸籍制度に関係のある言葉で、法律上は既にこういう制度はない。詳しくは以下を参照。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/dare/dare.yousi.html

ところで、戸籍の記載事項は以下の通り。

戸籍法
第13条【戸籍の記載事項】
戸籍には、本籍の外、戸籍内の各人について、左の事項を記載しなければならない。
1. 氏名
2. 出生の年月日
3. 戸籍に入つた原因及び年月日
4. 実父母の氏名及び実父母との続柄
5. 養子であるときは、養親の氏名及び養親との続柄
このように、養子の場合、戸籍にはその旨の記載がされる。

ところで、養子に出した実子に相続させない方法はあるのだろうか。養子に「相続の放棄」をさせる以外には、相続しない場合は2種類ある。891条の欠格事由と、892条の廃除(排除ではない)。

相続人の欠格事由

第891条 次に掲げる者は、相続人となることができない。

一 故意に被相続人又は相続について先順位若しくは同順位にある者を死亡するに至らせ、又は至らせようとしたために、刑に処せられた者

二 被相続人の殺害されたことを知って、これを告発せず、又は告訴しなかった者。ただし、その者に是非の弁別がないとき、又は殺害者が自己の配偶者若しくは直系血族であったときは、この限りでない。

三 詐欺又は強迫によって、被相続人が相続に関する遺言をし、撤回し、取り消し、又は変更することを妨げた者

四 詐欺又は強迫によって、被相続人に相続に関する遺言をさせ、撤回させ、取り消させ、又は変更させた者

五 相続に関する被相続人の遺言書を偽造し、変造し、破棄し、又は隠匿した者

第892条(推定相続人の廃除)

遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき者をいう。以下同じ。)が、被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったときは、被相続人は、その推定相続人の廃除を家庭裁判所に請求することができる。
892条による場合、生きている間に家裁に請求する必要があるとのこと。これが通れば、遺留分は認められなくなるわけだ。
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