BOPビジネス

まずは、クイズです。
BPOとは何のことでしょう?

答え:
business process outsourcingです。フィリピンの得意分野で、ついにインドを抜いて世界一の規模になりました。市場規模は7600億円とか、それぐらい。具体的には、英語を使ったバックオフィス(コールセンター、ソフト開発、CAD等)や、オンラインの英会話スクールとか。

さて、では次のクイズです。
BOPとは?

答え:
Bottom of piramidです。所得のピラミッドの下の人が数としてはすごい多いので、安い商品でもみんなが必要とするなら利益もあがるだろう、ということです。持続可能な開発という観点から、マイクロファイナンスのグラミン銀行がノーベル平和賞をとったあたりから、注目されています。最近になってJICA、開発コンサルが動いているような印象。

今日はこれについて書いてみたいと思います。

日経にこんな広告兼記事がありました。
http://ps.nikkei.co.jp/hightec/v26-01.html

電気のなかった村が明るくなった、とかそういうストーリーなんですが、ビジネスベースでできるような仕組みを作るためのパイロット事業とのことです。

BOPビジネスの成功例は、帝人の開発したマラリア用の蚊帳だとか、インドの企業が開発した電気のいらない冷蔵庫だとか、というのが有名です。つい最近だと、ビジネスではなく発明で、ペットボトルでできる太陽光電球というのが人気だそうです(参照)。

さて、話をこの日立ハイテクに戻します。記事によれば、このシステムでの太陽光発電量は、一日で25キロワットとのこと。

最近、消費電力が注目されていますが、これってどれぐらいかわかります?

私自身のフィリピン滞在のときの経験からお話しすると、フィリピンで電球と扇風機だけ(あと、ときどきアイロンとかインターネットとか)の生活をしていたとき、一ヶ月の消費電力量は15キロワットとかそこらでした。一ヶ月ですよ。

もし、質素な生活をするのなら、そんなもんなのです。

ところが、テレビを観ようとすると、こんなもんじゃ済まない。インドネシアのド田舎が、テレビから得られるものと、使用する電力量を比較して釣り合うような環境とは俺は思えません。映像は、ケイタイとかパソコンで観るべし。ただ、プリペイドのケイタイでワンセグは無理でしょうね。。

俺に言わせれば、テレビの影響は
1)消費型の生活への誘惑
2)大人も子どももテレビに釘付けになる
3)国語は普及する

の3つに要約できます。2)は、娯楽が増えるという面では肯定的でしょう(かといって、出生率が下がるとは思えませんが)。1)と3)の結果、村から都市へ出ていく人が増えるようになるだけとしか思えません。

個人的には、「テレビがある生活が豊か」というテーゼそのものが問題と思います。が、村人にテレビなんか必要ない、と俺が言える立場ではもちろんありません。村人が望むのなら、たとえそれが消費社会によって作られた需要だとしても、誰が止められましょう。結局、そうやって消費社会の論理が山奥まで浸透していくしかないのかな、と思います。ただ、それを上記の日立ハイテクのプロモーションビデオのようなハートフルな仕事、というトーンでは私は受け入れられないという、それだけの話です。

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