セクハラと日本社会 

フィリピンに2年住んでいて、帰ってからまず感じた違和感。それは電車のつり革広告に載っている週刊誌の写真と文言だった。

具体的な内容をいちいちここで書いたりはしないが、電車に乗る人なら簡単に思い当たるだろう。ああいうのを不特定多数が目にする場所に貼っているのはセクハラだろ、と思った。

セクハラには、2種類ある。
ひとつは対価型セクハラ(Quid pro quo sexual harassment)。
何かを強要するタイプのセクハラ。

http://www.tamagoya.ne.jp/roudou/097.htm

もうひとつは環境型セクハラ(Hostile environmental sexual harrasment)。
職場にヌード写真を貼ったり、ウワサを流したりするようなこと。上のつり革広告はこっちのタイプ。

http://www.tamagoya.ne.jp/roudou/098.htm

セクハラはパワハラの中のひとつといわれる。上下関係を背景として起こるからだ。

男性優位の他の国と同様に、日本社会も昔からセクハラ大国だった。平成になってからでさえ、今でこそようやく減ってきているが、体育会系の飲み会とか、フラタニティーまがいの学校の上下関係とか、それこそどこにでも見られる。また、セクハラは男から女だけではない。「男のくせに」的な発言にも要注意。

セクハラを見張るのは法律ではない。個人がそれなりの意識、または感性を持って生活するのが大事。というか、これはセクハラに限らない。差別一般をやめさせるためには、個人がもっと良い市民としての資質を備えることが必要だし、環境問題だって同じ。政治だって。

私たちに原罪というものがあるのなら、それは他人の痛みに気づかない鈍感さに違いないと俺は思う。物事をすべて知ることは不可能だけれど、知らないことは罪である。ましてや知ろうとしないことは、大罪に違いない。

広告

セクハラと日本社会 」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。男性でありながら女性の立場を考えることができ、このようなしっかりした意見をもっていてすばらしいです。日本の男性(特に海外にでたことがない人たち)の中にはかなりの確率で自分がセクハラをしているという意識さえない人が多くて本当に辟易します。男尊女卑の日本と男女平等の国では男性の女性に対する態度が180度違うと海外生活で感じました。

  2. 上の方に同意。要職に付いている上司なんですが、女性はよく鏡を見るからあなたも毎日見てるだろうとか、備品の買い出しを頼まれて外出したら、日焼けさせて申し訳ないなー日焼け予防はきっちりな、とか、身長はどのくらいだとか、ねちっこすぎる。女性は研究よりも着飾ることばかり考えているノータリンだと言わんばかり。そのくせ、指導中に人の服装や髪留めをじろじろじろじろ。それも毎日。女のアクセサリーのことしか考えてないのは、私でなく彼です。ほんとセクハラはどこにでもある。ちなみに超有名大学の准教授です。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中