国籍法と国際結婚

ちょっと古い本だけど、今回読んだのは奥田安弘の「家族と国籍」(2003)。内容的には今読んでも十分勉強になるのでよし。

ただ、アップデートに関しては自分で調べておくべきで、たとえば2008年に国籍法改正があったことや、2006年には「法例」が廃止され、「法の適用に関する通則法」が施行されていることは俺でも知っている。

さて、この手の本はときどき読んでいるので、びっくりするようなことは書いてないのだけど、今なら理解できるようなこととか、今だから引っかかることはたしかにある。例えば、国際結婚・離婚。

以下、通則法から抜粋。以下に関しては、「法例」からの変更点は特にないよう。

第五節 親族

(婚姻の成立及び方式)
第二十四条  婚姻の成立は、各当事者につき、その本国法による。
 婚姻の方式は、婚姻挙行地の法による。
 前項の規定にかかわらず、当事者の一方の本国法に適合する方式は、有効とする。ただし、日本において婚姻が挙行された場合において、当事者の一方が日本人であるときは、この限りでない。

(婚姻の効力)
第二十五条  婚姻の効力は、夫婦の本国法が同一であるときはその法により、その法がない場合において夫婦の常居所地法が同一であるときはその法により、そのいずれの法もないときは夫婦に最も密接な関係がある地の法による。 
 
(離婚)
第二十七条  第二十五条の規定は、離婚について準用する。ただし、夫婦の一方が日本に常居所を有する日本人であるときは、離婚は、日本法による。

 

 
ということは、まず成立についてそれぞれの人の国籍国の法律で、結婚できる年齢とか再婚禁止期間とかを経てなければならない。次に、結婚する場所の法律を満たした方式で結婚すれば、もう一方の相手の国籍国でも結婚したことになる。

もし片方の国(たとえばフィリピン)だけで結婚して、戸籍に反映させずにおくと、確かに日本では知られない。とはいえ、もし日本で別の人と結婚すると、重婚罪が成立する。さらに、最初の結婚の方の相手方から、2つ目の結婚の取消訴訟を提起されるだろう。

次に国籍法。

◆帰化
帰化には実は、3種類あって、それぞれ
1)普通帰化・・普通の帰化。親が日本人の場合は要件緩和
2)簡易帰化・・昔日本国籍だった人が再度日本国籍をとるとき
3)大帰化・・国が国籍を与える。これまでに事例のない、超例外的なケース。

となっているそうだ。

◆準正
準正にも2種類ある。
1)婚姻準正・・いわゆる普通の準正。認知した後に結婚したら成立。
2)認知準正・・結婚してから認知したら成立。効果は

準正は、嫡出子の身分を取得する。 ちなみに認知をするのは常に父親のみ。当たり前ですね。
ところで認知には、a)任意認知、b)強制認知(認知の訴えによる認知)があります。

よーし、今日も勉強になりました。ただ、残念ながらこれは試験には出なさそうな範囲です。。

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