手話って実は、言語というより表記法に近いかも

フィリピンでアメリカ手話をはじめてから一ヶ月が経過。一日につき約4時間のグループレッスンで、いつも平均100ぐらいのサイン(単語)を覚えなければならない。これまでに出てきた単語を仮に全て覚えられたとするならば、既に語彙は500に達していることになる。なんて超スピード!

しかしながら、授業中に文法に関する説明はまるでない。これまで習った範囲では、語順は英語とまるで同じ。文法に関してうっすらとわかってきたのは、手話話者は前置詞や時制など、省略できる場合はいちいちサインしないらしいということだ。イメージ的には、携帯電話でメッセージを送るときに省略して書くあのやり方に似ている。

となると、アメリカ手話(ASL)というのは英語の手話表記だということになる。てっきり丸っきり別の言語だと思っていた俺としては、肩透かしにあった気分だ。英語がだいたいわかるようになっている今では、かえって覚えやすいのですけどね。

ここで出てくる疑問としては、
1.もしかして日本手話も日本語に対して別の表記法であるということなのか、
2.国際的にスタンダードになっているらしいアメリカ手話ができる人というのは、ようするに英語がわかる人なのか、
3.では、「国際手話」なるものはどういう構造なのか。

ネットで回答が見つけられないので、興味は深まるばかり。

ところでアメリカ手話のサインの構造についてちょっとおもしろい発見があった。どうやら、漢字のつくりと似たような現象が起こっているらしいのだ。ひとつのサインを、ひとつの漢字と考えてみるとわかりやすい。発見した類型は以下の3つ。

1.ナチュラル・サイン・・普遍的なジェスチャー。「1」を指一本で表したり、「食べる」を食べ物を口に持ってくる仕草で表すもの。
2.記号的サイン・・英単語の場合のイニシャルを使って表す省略法。
3.ベースサイン応用型サイン・・意味によって割り当てられた基本サイン(部首のようなもの)をベースに、なんらかのサインを付加するもの。

漢字でいうと、それぞれ
1.象形および指示
2.形声
3.会意

みたいなものと把握するとわかりやすい。

さらに、それぞれの類型の組み合わせによって単語を表すことができる。これには、同時に行うタイプと、ひとつめふたつめと連続させて熟語的にひとつの単語を表す方法がある。

いやはや、英語なのに漢字の発想が用いられている。これはおもしろいです。

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