知的財産権入門

環境と並んで、フィリピンに住んでいると疎くなるのが知的財産権。フィリピン人は、明らかに関税を払わずに海を越えた古着と海賊版に囲まれて暮しているわけで。というか、そもそも税金すら企業がまことに払っていないのに(銀行ぐるみで二重帳簿がまかり通っている)、特許使用料なんか払うはずもなく。。

ちなみに、外資系の大企業は真っ先に狙われるので、だいたいちゃんとやってます。フィリピンの税務署のモットーは、「とれるところからとる」ですので。きっと、途上国はどこもそんなもんなんだろうな。

たとえば、フィリピンの居酒屋(バー)では、バンドの生演奏が盛んですが、奴らはアメリカの曲を演奏するのに著作権使用料を払っているはずがない。また、フィリピンのテレビやラジオでは常にアメリカの曲が流れているが、これの著作権使用料も果たして払っているんだろうか、と常々疑問に思っている。

地元の企業のOSからオフィス、アドビ製品やCADにいたるまで、ほとんどが海賊版というのは皆知っている事実。

また、プリンタによるコピーしまくりの文化。本一冊を丸ごとコピー屋さんに持っていくことも、日常茶飯事。一枚一枚コピー機にかけて、さらにきれいに製本までしてくれるのは、人件費が安いことの恩恵です。

家庭からバスの中まで、娯楽の王様なのがDVD。中国から海賊版がどしどし入っており、いつでも最新の映画が観られます。ちなみに、韓国や日本の映画、ドラマもあります。

最後に、アパレルと、電話、MP3、時計、キャラクターもの。OEMでやってたころが勝手にやっているのなら質もよいが、ロゴだけをパクったものがほとんど。

途上国では、結局知的財産権は最大限に侵害されています。ようするに、ハッカー文化なわけです。
はっきり言ってしまうと、先進国が勝手に決めた著作権なるものに対して、反抗している、ということ。
ジェネリック医薬品もその一部ということで理解してよいと思います。

この先、どうなるのか気をつけてウォッチしていきたいところ。特に、そろそろ日本のGDPを抜く中国が、どのあたりで姿勢を変えてくるのか。まあ、もうしばらく先とは思いますが。

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