フィリピンでアメリカ手話を習う 第2回

習うにつれて少しずつ明らかになってくる手話の世界。単なる勉強でなく、さながら探検のようです。

さて、今日は第2回。前回、びっくりするほど簡単にアルファベットの26文字を覚えてしまえたので、今回からはさっそく会話編。簡単な挨拶から始まり、簡単な疑問文など。これまたびっくりするほど進度が早い。今日だけで、30個ぐらいは新しい単語を習ったと思う。

それを可能にするカラクリは、実はアルファベットに依存した記号的なサイン。きっと手話というのは、自然発生的に生まれてくるユニバーサルな動作を表すサイン以外は、音声言語から輸入した言葉なんだと思う。そういう面で、やっぱり人工的な部分がありそう。

特に三人称や複文などは、ユニバーサルなサインでは表しようがないんだと思う。 アメリカ手話では、He, His, HimやShe, Her, Hersなどはもとより、We, Our, Us、They, Their, Themもそれぞれの単語のイニシャルを使って表すようで、英語に強く依存した単語選びをしていることがわかった。

ということは、もし俺が日本手話を習うときには、その分のアメリカ手話の経験は応用できないことになる。残念。

その他、今日習った分の動詞だけでもイニシャルを使ったものがたくさんある。あと、週や月の言い方も。

以上をまとめてみると、手話というのは直接的に表せるユニバーサルなジェスチャーの範囲で終わっていては、表現範囲が音声言語と比べて相当幼稚なレベルに留まらざるを得ない、ということのよう。音声言語とまったく別の文法を発達させることで表現できる内容に独創性が出てくるのでは、という気もしなくはないが、音声言語と並存していかなくてはならないという手話の運命を考えれば、現代手話というのはあくまで音声言語から見て従の位置を占めるしかないんだろうなあ。

さて来週は、気になる語順について観察していきたい。
(ところで、諸事情により、来週でさっそく最後になる可能性が出てきました。。 )

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中