フィリピンでアメリカ手話教室に通ってみる

俺の場合、マニラでの友人関係は非常に狭い。仕事の付き合いから仲良くなった人というのが、実は同僚ぐらいしかいない。

フィリピン人の友人も含めて、実は今わりと親しく人たちというのは、遊学時代に知り合った人たちばかり。これはNGO仲間に限らない。お金の話を抜きにして、「興味」をキーワードにして知り合ったからこそ、仲良くしていけるのだと思う。

今日は、久しぶりにまた一人、以前の下宿仲間とばったり再会した。てっきり、まだ日本で働いているとばかり思っていたら、マニラに来て既に1年だという。俺と半年しか違わないじゃないか(笑)。

学生のうちから将来について話したりもした人たちとは、これからもつながっていける気がする。当時は全然気づいていなかったが、遊学時代の経験は、なにかと後のためになっているな、と感じる。伊達に休学していたわけじゃないよ。

さて、ついに今日からアメリカ手話の教室に通いはじめました。転勤までの間の一ヶ月ぐらいしかないけど、なんとなく概要がわかるようになればいいかな、と思う。もし興味が続けば、転勤先で教室がないか、調べてもらえることも期待している。

今期の初級の生徒数は、なんと30名。こんなに興味を持った人がいるんだ、と感心した。ちなみに、外国人は俺一人。アメリカ手話とはいえ、タガログ語がわからないと行きにくい環境ではある。

では、どんな人がきているのか。自己紹介で職業や動機について話す時間があったので、よく聞いていた。それによると、8割が教職員で、勤務先は小中学校がほとんど。ちなみに、フィリピンの教職員は女性の方が圧倒的に多いです。さらに男性は、オカマが多かったりします。

最低賃金と同じぐらいの給料しかもらえないといわれる教職員が、休日を返上してキャリアアップのためにここに来ているということに感動すらした。キャリアアップといっても、手話を習ったって給料は上がらないので、純粋に教職員としての専門性の向上のためである。職場から奨励金が出ているかはしらないが(たぶん出ていないんだろうとは思う)、とにかく彼らの志は尊いと思った。図らずも、ここで教職員の知り合いができることになろうとは。

他には、看護師や、近所の人で手話を見て興味を持った人など、現場レベルでなにかしら接点があって習いに来ている人がほとんどだった。一般企業勤務は、俺も含めて3名のみ。

そしてクラスは3グループに分かれて進んでいく。

アメリカ手話について、初回を終えて大きな発見が2つあった。
ひとつは、意外にも簡単に覚えられるということ。実質1時間半のクラスで、アルファベット26文字を覚えてしまった。覚えやすい理由は、スペルと手のカタチの類似が多いこと。この調子でいけば、エスペラント並みに早く覚えられるかもしれない。

もうひとつは、挨拶などから察するに、アメリカ手話は英語とけっこう連関しているということ。例えば「ウェルカム」はWのサインを使っていたりする。現時点ではまだ断定できないが、語順も英語と同じなのかもしれない。ということは、英語を知っている方がアメリカ手話をかなり早く習得できる、ということなのかも。

言語としての手話に興味を持っている俺としては、実際に使えるシーンが予想できない現段階でも、レッスンはとてもエキサイティングです。よりユニバーサルな言語は、音声言語でなく手話のような気がしてきた。そして、手話の中でデファクト・スタンダードとなっているらしいアメリカ手話は、世界で一番ユニバーサルに近い言語、ということになるのではないか。現時点では、そんな仮説を立てている。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中