ビジネスコーチングを学ぶ

2日間の研修に出てきました。今回のテーマは、「ビジネス・コーチング」 。

講師はフィリピンでは一流の人で、教材もハーバード・ビジネス・スクールのものを使用していて世界レベルと思われる。あとは、受講者の能力(レディネス)の問題です。。

そもそもコーチングって、知識じゃなくてスキルなので、レクチャーを受けたからってできるようになるものじゃない。ま、それは多かれ少なかれ他の分野でも当てはまることです。

一般的に研修の趣旨は、新しいアイディアを仕入れることですが、目的は
1)今やっていることに応用する、もしくは導入する
2)将来のために準備する

の2つ。少なくとも俺にとっては、2)でした。
なぜなら、「コーチング」にはそれを行う権限が必要だから。

学んだことを以下に整理してみます。

1)ビジネスコーチングは問題の特定から始まる
問題解決のためのアプローチなので、問題がないと始まらない。

2)自分のやる気はもちろん、さらに相手のやる気がないとできない
自分がコーチングをやるぞ、と思うことは最低必要で、さらに、相手が俺と話をする気があることが必要。でなければ、そこに至るまでのプロセスが別途必要になる。

3)自分ができることをコーチングするのが、王道。
テクニカルな問題であればあるほど、門外漢が的確な方向付けを行うのは難しい=問題の核心をつかむことはできないでしょう。

4)コーチングにはいくつかのパターンがある
相手の能力やプライドなどに応じて、アプローチを選択する必要がある。当たり前だけど、能力的に基礎がない人には、指示に近いアドバイスの方が有効。

5)アクションプランを作ったりするのは、マネジメントと同じ。
ロジカルに物事を進めていくということは、結局はPDCAサイクルを作る、ということ。問題を解決するためには何が必要で、どうやって進捗を測定することができて、そしていつまでにどれだけの成果をあげることが可能か、を考える。そしてそれをフォローアップする。成果があがらなければ別の方法を探る。

6)主導権はコーチである自分。でも、やるのは相手。
解決策を自分で考えて指示するとしたら、それはもはやコーチングではない。対話によって相手が答えを導きだすのを助けるのがコーチング。その利点は、相手が自分で考えて答えを出す方が、実施するときにちゃんとできるから。

7)ポイントは、客観的に把握できる「行動」に焦点を当てること
相手を責めるのではなく、問題はあくまである特定の「行動」なのだということ。これがすごく大事。

とまあ、概要はこんな感じ。あとは、話をするときのポイントとして、いわゆるカウンセリングのテクニックが有効ということ(傾聴(アクティブ・リスニング)とか、相手の語った内容を自分の言葉でまとめて確認するとか、相手の立場になって考える、とか)。それから、ピグマリオン効果を意識すること。

言うはやすし、行うは超ムズカシの感がけっこうある。。やっぱりたくさん経験を積むしかないね。

現場では、実際にコーチングのセッションが設けられていなくても、少なくとも「コーチング」の概念をボスが理解しているかどうか、それだけで状況はずいぶん違うと思う。マネジメントのレベルが低い組織では、上のポジションにある人(マネージャーレベル)が、自分が部下をケアしなければいけないことをわかっていないケースが多い。

マネージャーに求められている資質(コンピテンシー)は、部下のそれとは根本的に違う部分がある。
もしマネージャーがそのことを知らないのだとしたら、根本的な問題は組織のもっと上のレベルにある。なぜなら「出来の悪い生徒はいない、出来の悪いのは教師だけ」だから。

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