犯罪学入門

フィリピンに来てから、日本語であっても本を読むのに一ヶ月ぐらいは平気でかかる俺が、一日で読み終えた本。講談社新書の「犯罪学入門」。これは相当おもしろいです。

ちなみに本を一ヶ月ぐらいかけて読む理由は、そもそも俺が実用書しか読まなくて、基本的に読んでいて楽しくなるようなシロモノじゃないのに加えて、俺のポリシーとして本は移動中にしか読まないこと、さらに、少しずつ読む方が長期記憶に結びつきやすいと思われること、の3点。

さて、日本語の犯罪学という言葉になじみがないのだけど、フィリピンでは大学にcriminologyという学科があるので、どんななんだろう?とは前から思っていた。お店の前にいるガードマンがそんな勉強しているとも思えないし。。

で、犯罪学の中身ですが、前に刑法入門の本を読んだときは全然見えてこなかった現実的な側面が浮かび上がってきて、非常に興味深い。

俺が読んだ鮎川純の犯罪学入門では、章ごとのタイトルからしてインパクトがすごい。第1章「殺人」、第2章「薬物犯罪」、第3章「性犯罪」と続く。それぞれに初めて知ることが多く、読み応えあり。

本書では、企業などによる経済犯罪にもさらっとは触れられているが、基本的には個人の犯罪が対象。話は少年犯罪から少年院などでの処遇に及び、そして刑務所での収容について、裁判官の選挙とか、政策にも関連する方向に進んでいく。

やりだすと大きな話になってしまうテーマで、しかもどうしても暗い気持ちになってしまう重い話ではある。しかし、こういうことこそ一般人にも必要な教養だ、と思う。

ところで、ネットを見ていたらNHKで「ハーバード白熱教室」という番組をやっていたことを知った。
http://www.nhk.or.jp/harvard/about.html

「ジャスティス」という名の授業。大学って本当はこういうのを教える場だよなー、と思う。というか、それが今でも俺にとっての「大学」のイメージ。以前、聴講していたフィリピン語の授業で、先生が法廷通訳をする裁判を傍聴しに行ったことがあるのだけれど、はからずも相当の感銘を受けた。俺にとって初めての傍聴で、そのときの被告はコンビニで300円ぐらいのものを盗んで起訴されていた。派手さもまるでない事件。あー、これが現実だな、と思った。

この「ジャスティス」は、ハーバード大学のウェブサイトで紹介されていて、youtubeで観ることができる。ただし、全部英語。聞いたとしても今の俺で理解できるだろうか。。http://www.justiceharvard.org/
http://athome.harvard.edu/programs/jmr/index.html

図らずも、同時にアメリカの一流大学の様子を観ることもでき、異文化理解としても楽しそうな感じがします。時間ができたら絶対チェックしようと思う。

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