裸でも生きる

一時間で読める本。

「裸でも生きる」 山口 絵理子(2007)講談社

今更ですが、マザーハウスというバッグ会社の社長の話を読みました。2008年ぐらいに、情熱大陸(たしか)でも観たので本の内容の概略は知っていたのですが(すっかり忘れてましたが。。)。

今でもまだそうだと思いますが、ちょうど2007,8年あたりに、社会起業という言葉が流行りだしていた感があり、この著者、いいタイミングにも恵まれていると思います。また、マーケティング的にも、まずフェアトレードは少しずつでも成長していて、次に個性ある商品をみんなが探していて、さらに購買方法の変化で消費者がバッグや服、靴でさえアマゾンや楽天で買うご時世になってきており、追い風でもあるのだと思います。

もちろん、他の誰もやっていなかったユニークな着眼と、バイタリティのなせる業がベースにあってのことと思いますが。

さて、本の感想ですが、かなり文字量少なめなのでディテールはわからないものの、「普通の人」が社長になっていく様子が描かれていて、まあ面白かったです。読んで知ったこととして、著者は、意外と計画性なかったのか、ということ。もうちょっとエリート的思考なのかと勝手に思ってました。

そして、せっかく読んだので、ということでマザーハウスのウェブサイト( http://www.mother-house.jp/ )に足を運んでみました。シンプルで、フツーの感じですね。HISとスタディツアー企画というのが目を惹きました。

俺ははっきり言ってショッピングのことはわからないので、製品のよしあしとかなんとも言えないんですが、たまたま会社の同僚がそのバッグを持っていて、元アパレル系のその人が使っていぶし銀いるんだから、ある程度の質はあるんだろう、と推定する次第です。

なんにせよ、これまで誰もできなかったことをした、ということはすごいことです。
ウィキペディアの「日本の社会起業家」9人の中にも入っている、今や「社会起業」という流行の中でまっさきに語られる事例ですもんね。

ただ、個人的には、社会起業が流行になってしまうというのは、なんか危ないんじゃないかとも感じています。流行は消費のサイクルでそのうち沈んでしまうから。波に乗ろうと思ったら、次の流行を読まないといけないのだけど、そもそもそういう路線でいくのはどうなのかな。

現代社会に対する新しい提案のはずが、それ自体流行として消費されていくとなると、せっかくのものがもったいない気がします。結局はマーティング戦略とかメディア戦略のやり方が問われると思いますが、はたしてアップダウンの少ない「いぶし銀」マーケティングみたいな手法ってないんでしょうかね。

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